109Q299|第109回 薬剤師国家試験 過去問
11 歳女児。小麦の食物アレルギーがあり、学校給食では除去食で対応し、 学校にはアナフィラキシーショックに備え治療薬のエピペン注射液 (注)を常備して いる。最近、夕食後にじん麻疹が身体の広範囲で現れるようになったため、かかり つけの医療機関を受診した。 (注)エピペン注射液:アドレナリン注射液 エピペン注射液に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2・5
この問題のポイント
エピペンはアナフィラキシーを疑ったら速やかに大腿外側へ使用し、着衣上からも注射できます。改善しても必ず救急診療につなげます。
解説
使用前には注射液が無色澄明で、変色や沈殿がないことと有効期限を確認します。アナフィラキシー時は本人または介助者がためらわず大腿部外側へ筋注し、厚手の縫い目等を避ければ着衣上からも使用できます。アドレナリンはα1作用による血管収縮、β1作用による心機能維持、β2作用による気管支拡張等で全身反応に対処します。使用後に一旦改善しても再燃・二相性反応や追加治療の可能性があるため、救急要請して医療機関で診察を受けます。30分待つ薬ではなく、血圧を下げる目的でもありません。
選択肢の確認
1.使用前に、注射液が褐色であることを確認する。:無色澄明であることを確認します。
2.使用後は、症状が改善しても必ず医療機関で診察を受けるよう指導する。:正答。再燃等に備えます。
3.自己注射は認められておらず、症状発現から30 分経過後に医療機関で注射す る。:自己・介助者注射を速やかに行います。
4.急激に上昇した血圧を下げる目的で使用される。:アナフィラキシー治療に使用します。
5.大腿部外側に着衣させた状態でも注射できる。:正答。必要時は衣服の上から使用できます。
覚えるポイント
エピペンは「迷わず大腿外側、使用後は必ず救急要請」です。