110Q332|第110回 薬剤師国家試験 過去問
24 歳女性。陸上競技者。日本で行われる国際大会に出場予定であるが、大会出 場の重圧で鼻詰まり症状が出たり、おなかの調子が悪くなることがあった。そのた めこの女性は明日から始まる大会に向けて所属チームのスポーツファーマシストに 一般用医薬品の購入について相談した。この女性に推奨できる一般用医薬品に含ま れる成分はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・4
正答
1・4
この問題のポイント
競技直前の一般用医薬品では、商品名でなく全成分を確認します。禁止表上の競技会時の興奮薬に当たる成分や、それを含む生薬を避けます。
解説
ブチルスコポラミンは消化管平滑筋のけいれんを抑える抗コリン成分で、禁止物質には該当しません。ロラタジンも抗アレルギー薬として使用可能です。一方、ホミカ由来のストリキニーネは興奮薬、マオウ由来のエフェドリン類は交感神経刺激薬として競技会時の規制対象になります。プソイドエフェドリンも競技会時には尿中濃度の閾値を伴う禁止物質であり、翌日から大会という状況で含有製品を推奨できません。配合薬では別名や生薬由来成分までスポーツファーマシストが確認します。
選択肢の確認
1.ブチルスコポラミン臭化物:推奨可能。禁止表に該当せず、腹部けいれん症状に用いられます。
2.ホミカ:推奨できません。含有するストリキニーネが競技会時の禁止物質です。
3.マオウ:推奨できません。エフェドリン類を含み、競技会時のドーピング規制に抵触するおそれがあります。
4.ロラタジン:推奨可能。禁止物質に該当しない抗ヒスタミン薬です。
5.プソイドエフェドリン:推奨できません。競技会時に閾値を超えると禁止されるため、直前使用を避けます。
覚えるポイント
アスリートへの販売では、最新の禁止表、競技会時か否か、含有量、休薬期間を製品単位で確認します。