111Q325第111回 薬剤師国家試験 過去問

46 歳男性。消化性潰瘍の既往あり。高血圧症及び脂質異常症に対し処方1 の薬剤による治療を行っている。先日、急に話しづらさを感じ、かかりつけ医の紹 介で別の医療機関において画像検査を受けた結果、TIA(一過性脳虚血発作)と診 断されて入院となり、処方2 の薬剤による治療が開始された。 (処方1 ) アムロジピン錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) ロスバスタチン錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回 朝食後 28 日分 (処方2 ) アスピリン腸溶錠 100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回 朝食後 3 日分 (処方3 ) アスピリン腸溶錠 100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回 朝食後 28 日分 退院後の外来受診で、これらの薬剤は継続となり、処方1 及び処方3 が記載され た処方箋が発行された。この男性は、仕事が忙しく、かかりつけの薬局の開局時間 内に処方箋を持参できず、開局時間外である 19 時に薬局に電話したところ、対応 してくれることになり処方箋を持参した。薬剤師は会計時にこの患者に調剤の領収 証と明細書を渡したところ、費用の内容について質問を受けた。患者に対する保険 調剤に関する説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・3

正答

1・3

この問題のポイント

調剤基本料・薬剤調製料は調剤技術料、服薬情報の収集・評価・記録は薬学管理料です。時間外加算と薬剤料も区別します。

解説

調剤基本料は処方箋受付1回について薬局の体制等に応じ算定され、同一処方箋に処方3が加わったことだけで別の基本料へ変わるものではありません。患者の服薬状況、副作用、残薬等を収集・分析・評価し、必要な説明・指導を行って薬剤服用歴へ記録する費用は薬学管理料の項目です。したがって、説明・指導費を調剤技術料へ分類する記述は誤りです。開局時間外の受付では所定の時間外等加算が調剤技術料へ加わり得ますが、薬そのものの価格である薬剤料が時間帯で増えるわけではありません。診療報酬・調剤報酬の1点は原則10円です。

選択肢の確認

1.調剤技術料の項目に含まれる調剤基本料は、処方3 の追加を理由として、変わ ることはありません。:正答。同じ受付の基本料です。
2.調剤技術料には、薬剤師が患者の症状を踏まえて、説明や指導を行うことに対 する費用の項目があります。:説明・指導は薬学管理料で評価されます。
3.薬学管理料には、患者の服薬状況等の情報を収集、分析、評価し、薬剤服用歴 へ記録することに対する費用の項目があります。:正答。薬学的管理の内容です。
4.薬剤料は、薬局の開局時間外に処方箋を受け付けたので、費用が追加されてい ます。:加算は薬剤料そのものではありません。
5.1 点の単価は 100 円です。 一般問題(薬学実践問題) 【実務】:1点は原則10円です。

覚えるポイント

調剤技術料、薬学管理料、薬剤料、時間外加算を明細書の項目ごとに説明します。

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