59PM018|第59回 理学療法士国家試験 過去問
介護予防事業にて、図のようなテストで確認可能なのはどれか。

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正解: 2
正答
2.サルコペニア
この問題のポイント
介護予防事業で用いられる簡易な評価テストにおいて、親指と人差し指でふくらはぎの最も太い場所を囲めるかを確認する「指輪っかテスト」は、筋肉量の減少を評価するための方法です。このテストは、サルコペニアの診断に直接関連しており、特に加齢に伴う筋肉量の減少(筋肉減少症)を非侵襲的に把握できるため、介護現場で頻用されています。
解説
「指輪っかテスト」とは、患者の親指と人差し指でふくらはぎの最も太い場所を「輪」のように囲み、隙間が生じるかどうかを確認する方法です。隙間が生じた場合、筋肉量の減少が示唆され、サルコペニアのリスクが高くなると判断します。このテストは、筋肉量の減少(特に筋肉量の測定が難しい場合)を簡易に評価できるため、介護予防事業において実用的で普及しています。
一方、他の選択肢についても確認します。フレイルは体力や活力の低下を指す総合的な状態で、筋肉量の測定とは関係ありません。ロコモティブ症候群は運動器機能の低下による移動能力の低下を指し、筋肉量の減少とは直接関係ありません。ダイナペニアは筋力の低下を指すが、筋肉量の減少とは異なる概念です。コンパートメント症候群は急性の筋膜内圧の上昇で、日常的な評価テストでは用いられません。
選択肢の確認
1.フレイル:体力の低下を指す総合的状態。指輪っかテストとは関係なし。
2.サルコペニア:筋肉量の減少を評価できる簡易テスト(指輪っかテスト)で確認可能。正解。
3.ダイナペニア:筋力低下を指すが、筋肉量の減少とは異なる。テスト対象ではない。
4.ロコモティブ症候群:運動機能の低下を指すが、筋肉量評価とは無関係。
5.コンパートメント症候群:急性の病態で、評価テストとして用いられない。
覚えるポイント
「指輪っかテスト」は筋肉量の減少(サルコペニア)を確認するための簡易な方法です。介護現場で実施しやすく、患者の生活習慣や生活支援計画に組み込まれやすいことから、介護予防事業において重要な評価ツールです。