61AM049第61回 理学療法士国家試験 過去問

職業倫理で正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・3

正答

2・3

この問題のポイント

職業倫理の基本として、患者の情報管理と意思決定の尊重が求められる。特に「個人情報保護法の遵守」と「自己決定権の尊重」は、理学療法士の日常業務において不可欠な義務である。誤解を招く表現(例:3原則)や職業に特有でない内容(例:Hippocratesの誓い)には注意が必要。

解説

理学療法士は、患者の尊厳と意思を尊重する上で、以下の事項を必ず遵守する。まず、個人情報保護法を遵守することは、患者データの適切な取り扱いを義務づけている法令であり、職業倫理の基本となる。患者の情報は医療の信頼性を支えるため、漏洩や不当な使用は極めて重大な違反である。

次に、患者の自己決定権(自律尊重)を尊重することは、医療倫理の根幹にある。患者が自ら治療選択をし、その意思(インフォームド・コンセント)を尊重することは、治療の適切性と信頼関係を築く上で不可欠である。

一方、他の選択肢について、医療倫理の原則は「4原則(自律尊重・無危害・善行・正義)」であり「3原則」という記述は誤り。Hippocratesの誓いは医師の倫理に由来し、理学療法士の職業倫理には含まれない。また、免許の取消は厚生労働大臣が行い、都道府県知事による処分とは異なる。

選択肢の確認

2.個人情報保護法を遵守する。:正しい。法令遵守が職業倫理の一部。
3.患者の自己決定権を尊重する。:正しい。自律尊重は医療倫理の核心。
1.医療倫理には3 原則がある。:誤り。正確には4原則。
4.理学療法士の職業倫理にHippocrates の誓いがある。:誤り。医師のもの。
5.違反時の免許の取消しは都道府県知事により科せられる。:誤り。厚生労働大臣が処分を行う。

覚えるポイント

「個人情報」を守り、「患者の意思」を尊重する。これは試験でも頻出であり、日常業務で常に意識すべき基本原則である。

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