61PM050第61回 理学療法士国家試験 過去問

前向き臨床研究における倫理で正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5

正答

4・5

この問題のポイント

前向き臨床研究における倫理的原則は、対象者の「自己決定権」の尊重と「リスク・利益の説明義務」に焦点を当てたものである。特に、研究参加の自由性とデータ取得の透明性が求められる。

解説

前向き臨床研究では、研究対象者が研究に参加する前に、どのようなデータが収集されるかを事前に理解し、その内容に同意することが必要である。これは「インフォームド・コンセント」と呼ばれる倫理的プロセスであり、研究の信頼性と対象者の権利を守るための基本である。また、研究中でもいつでも参加を中止できることが保障され、その中止により不利益を受けないことが原則である。この点は、対象者の意思を尊重する上で極めて重要である。

選択肢の確認

4.事前に取得するデータについて説明する。
→ 正しい。研究にどのようなデータを収集するかを事前に説明し、理解を得ることがインフォームド・コンセントの核心である。

5.対象者は研究を途中で中止しても不利益はない。
→ 正しい。研究参加は自由意思に基づき、途中で中止できることが認められ、その結果に不利益が生じないことが倫理的に要求される。

1.研究実施後に同意を得る。
→ 間違っている。同意は研究開始前に行われるべきで、実施後に取得することは倫理的に不適切である。

2.データは共用パソコンで保管する。
→ 間違っている。個人情報保護の観点から、データはアクセス制限のある安全な環境で管理されるべきである。

3.リスクに対する説明は不要である。
→ 間違っている。研究に伴うリスク(例:身体的・心理的負担)は必ず説明され、対象者が理解した上で同意を得る必要がある。

覚えるポイント

「事前に説明→自由に中止できる→不利益なし」という3つの柱で、前向き臨床研究の倫理を整理すると、理解しやすくなる。特に、研究参加は「自由な意思の決定」であり、その意思はいつでも尊重されるべきである。

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