61PM023|第61回 理学療法士国家試験 過去問
ロコモーティブシンドローム〈ロコモ〉で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.サルコペニアは一因となる。
この問題のポイント
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、運動器の障害が原因で移動機能が低下した状態を指す。その原因の一つとして「サルコペニア」が挙げられ、特に加齢に伴う筋肉量・筋力の減少が重要な役割を果たす。試験では、ロコモの原因と評価方法の違いを正確に把握することが求められる。
解説
ロコモティブシンドロームは、運動器の障害(例:変形性関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄など)により移動機能が低下した状態を指す。その中で、サルコペニア(筋肉量・筋力の減少)は、加齢とともに進行し、歩行困難や転倒リスクを高める主要な原因の一つである。臨床的にも、サルコペニアがロコモの発症に寄与していることが確認されており、正解となる。
評価には「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25」が用いられ、ロコモ度は1〜3の3段階で判定される。診断には筋力測定が必須ではないため、筋力評価は補助的であり、診断基準として必須ではない。また、ロコモーショントレーニング(ロコトレ)では開眼で片脚立ちとスクワットが基本であり、閉眼でのスクワットは転倒リスクが高いため禁忌である。
選択肢の確認
1.社会的な脆弱性を含む。:間違っている。社会的側面は「フレイル」という概念に含まれ、ロコモは運動器に限定された概念である。
2.サルコペニアは一因となる。:正しい。加齢による筋力・筋量の低下がロコモの主要原因の一つ。
3.ロコモ度には5 段階がある。:間違っている。ロコモ度は1〜3の3段階で評価される。
4.診断には筋力測定が必須である。:間違っている。診断には筋力測定は不要。
5.ロコモーショントレーニング〈ロコトレ〉として閉眼でスクワットを行う。:間違っている。閉眼は転倒リスクのため禁忌。開眼で実施される。
覚えるポイント
ロコモは「運動器の障害による移動機能低下」として定義され、サルコペニアはその原因の一つ。評価は3段階で、ロコトレは開眼での動作が基本。社会的側面は「フレイル」と別に考えるべき。