61PM054|第61回 理学療法士国家試験 過去問
橋から出る脳神経はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.三叉神経
この問題のポイント
脳神経の発生部位を覚えるためには、脳幹の3つの主要領域(中脳、橋、延髄)を分けて記憶することが重要です。特に「橋から出る脳神経」という問は、解剖学的場所の正確な把握を問う典型的な問題です。三叉神経は咀嚼運動や顔面の感覚に責任を持つため、臨床的にも頻出の神経です。
解説
橋(橋脳幹)は、脳幹の中央部に位置し、その周辺に複数の脳神経が発生します。三叉神経(第V脳神経)は、橋の外側から出る最も重要な神経の一つです。この神経は、咀嚼筋(咬筋)の運動を司り、顔面の感覚(特に歯や口の領域)を担っています。臨床的にも、顔面の感覚障害や歯痛の評価において重要な役割を果たします。
橋から出る脳神経は、三叉神経、外転神経、顔面神経、内耳神経(橋延髄移行部)に該当しますが、この問では「どれか」という単一の選択肢を問うため、最も典型的な答えは三叉神経です。
選択肢の確認
1.滑車神経:中脳の背側から出る唯一の脳神経(第IV)であり、橋とは関係なし。
2.三叉神経:正解。橋の外側から出る。感覚・運動機能に重要な役割。
3.舌咽神経:延髄から出る(第IX)。橋とは無関係。
4.動眼神経:中脳(脚間窩)から出る(第III)。橋とは関係なし。
5.迷走神経:延髄から出る(第X)。橋とは関係なし。
覚えるポイント
「中脳:III・IV」「橋:V・VI・VII(VIIIは境界)」「延髄:IX・X・XII」という3段階の記憶法を用いることで、脳神経の出る場所を効率的に整理できます。特に「橋から出る=三叉神経」という組み合わせは、試験で頻出するため、必ず暗記しておきましょう。