61PM058|第61回 理学療法士国家試験 過去問
甲状腺で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
甲状腺の機能に関する基本的な知識で、特に「カルシトニンの分泌源」という点が試験で頻出。副甲状腺と混同されやすいことから、細部の解剖と機能の区別を明確に理解することが重要。
解説
甲状腺は颈部に位置し、主に甲状腺腺体(濾胞)でチロキシン(T3、T4)を分泌します。そのうち、甲状腺の「傍濾胞細胞(C細胞)」は、血中カルシウム濃度を低下させるカルシトニンを分泌します。この機能は、血中カルシウムの過剰を防ぐために重要です。一方、副甲状腺はカルシトニンとは別にパラソルモン(PTH)を分泌し、カルシウムを増加させます。したがって、甲状腺がカルシトニンを分泌することは正しい記述です。
選択肢の確認
1.重量は約100 g である。
→誤り。甲状腺の平均重量は約15〜20gであり、100gは極端に過大です。
2.カルシトニンを分泌する。
→正しい。甲状腺のC細胞(傍濾胞細胞)がカルシトニンを分泌し、血中カルシウムを低下させます。
3.副甲状腺は2 個からなる。
→誤り。副甲状腺は通常4個(上・下・左・右)で、パラソルモンを分泌します。
4.甲状軟骨の上方に位置する。
→誤り。甲状腺は甲状軟骨の下方、気管の上部付近に位置しています。
5.上甲状腺動脈は内頸動脈から分岐する。
→誤り。上甲状腺動脈は外頸動脈(または外頸動脈の枝)から来り、下甲状腺動脈は鎖骨下動脈(甲状頸動脈)の枝です。
覚えるポイント
「甲状腺=T3・T4を出す」「C細胞=カルシトニンを出す」「副甲状腺=PTHを出す」の3つを暗記。カルシウム調節では「カルシトニン=下げる」「PTH=上げる」という対応を頭に入れることが効果的です。