74AM4|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
標識化合物の生合成法で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
生合成法が生物の代謝経路を利用する標識法であることと、その長所・制約を確認します。
解説
生合成法は、植物、微生物、動物などへ放射性前駆体を与え、生体の代謝反応を利用して放射性有機化合物を合成する方法です。複雑な天然物を温和な条件で標識できる一方、代謝経路によって標識位置が分散しやすく、比放射能や生成物の制御、精製が必ずしも容易ではありません。主な対象は生体が合成する有機化合物です。
選択肢の確認
1
1.比放射能の制御が容易である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 取り込み率や代謝による希釈の影響を受けるため、目的化合物の比放射能を自在に制御できる方法ではありません。
2
2.標識位置の特定が容易である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 前駆体が複数の代謝経路へ入る可能性があり、生成物中の標識位置を一意に特定しやすいとは限りません。
3
3.無機化合物の合成に用いられる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 生体の代謝反応を利用してアミノ酸などの有機化合物を標識する方法であり、無機化合物の一般的合成法ではありません。
4
4.微生物の代謝を利用した方法がある。
判定:正答(記述は正しい)。 微生物へ放射性前駆体を与え、その代謝を利用して標識有機化合物を得る方法があります。
5
5.放射化学的純度の高い化合物が得られる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 目的物以外の代謝産物も生じ得るため、反応後の分離・精製が必要で、常に高い放射化学的純度で得られるわけではありません。
覚えるポイント
- 生合成法=生物へ放射性前駆体を与え、代謝で標識有機化合物を作らせる方法です。
- 複雑な生体物質を標識できる反面、標識位置・比放射能・純度の制御には制約があります。
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