76AM23第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

診療画像検査学診療画像解剖超音波画像

頸部超音波像を別に示す。 総頸動脈はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、頸部超音波横断像で 総頸動脈を同定します。

総頸動脈は、頸部横断像では一般に 甲状腺外側の円形または類円形の無エコー構造として描出されます。

画像では、 が甲状腺外側にある円形の黒い管腔構造を示しており、これが総頸動脈です。

解説

頸部超音波では、まず 甲状腺気管頸動脈内頸静脈、周囲筋群の位置関係を確認します。

この画像では、中央に比較的均一な実質エコーを示す甲状腺が描出されています。その外側に、円形で内部が黒く抜けた無エコー構造がみられます。

血管内は液体である血液が流れているため、Bモードでは基本的に 無エコーに描出されます。

総頸動脈の特徴は次の通りです。

  • 甲状腺の外側に位置する
  • 断面では円形に近い
  • 内腔は無エコーに見える
  • 拍動性がある
  • 内頸静脈よりつぶれにくい
  • カラードプラでは拍動性血流を確認できる

画像で は、甲状腺外側の円形無エコー構造を示しており、総頸動脈として典型的です。

画像でまず見るポイント
頸部横断像では、まず気管と甲状腺を見つけます。
その外側にある円形の無エコー構造を探すと、総頸動脈を同定しやすくなります。

選択肢の確認

1.誤り。
アは甲状腺実質を示しています。甲状腺は均一な実質エコーを示す臓器であり、総頸動脈のような円形の無エコー管腔構造ではありません。

2.正しい。
イは甲状腺外側にある円形の無エコー構造です。位置と形態から総頸動脈と判断できます。

3.誤り。
ウは総頸動脈の深部・内側寄りの軟部組織を示しており、血管内腔としての円形無エコー構造ではありません。頸部深部筋群や周囲組織を考える位置です。

4.誤り。
エは甲状腺後方または深部側の構造を示しています。総頸動脈は甲状腺の外側で円形無エコーとして描出されるため、エではありません。

5.誤り。
オは気管側の強い反射と音響陰影を示す部位です。気管内の空気は超音波を通しにくく、後方に陰影を伴いやすいため、総頸動脈とは異なります。

覚えるポイント

  • 頸部横断像で 総頸動脈は甲状腺外側の円形無エコー構造として見えます。
  • 血管は B モードで黒く見え、カラードプラで血流を確認できます。
  • 総頸動脈は拍動性があり、内頸静脈よりつぶれにくいです。
  • 気管は空気を含むため、強い反射と後方陰影を伴います。
  • 甲状腺、気管、総頸動脈の位置関係をセットで覚えると、頸部超音波像を読みやすくなります。
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