76PM22|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
頸部MR 像を別に示す。 正しい組合せはどれか。2 つ選べ。

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正解: 2・4
正答
2、4
この問題のポイント
この問題では、頸部 MR 横断像で 甲状腺、気管、食道、総頸動脈、頸静脈の位置関係を判断します。
「2 つ選べ。」なので、正しい組合せは 2 と 4です。
画像では、前方中央の黒い円形構造が気管です。その左右前外側にある実質性構造が甲状腺で、イ は甲状腺を示しています。
また、甲状腺外側の血管構造のうち、円形で比較的内側に位置する エ が総頸動脈です。
解説
頸部横断像では、まず画像の向きを確認します。
画像上の表示では、
- A:前方
- P:後方
を示しています。
頸部の基本的な位置関係は次のように整理します。
- 気管:前方中央に位置し、空気を含むため MR では黒く見える
- 甲状腺:気管の前外側から外側に位置する左右の実質性臓器
- 食道:気管の後方、やや左寄りに位置することが多い
- 総頸動脈:甲状腺外側、頸動脈鞘内にある比較的円形の血管
- 頸静脈:総頸動脈の外側に位置し、動脈よりやや大きく扁平に見えることがある
画像で イ は、気管の外側にある実質性の軟部組織を示しており、甲状腺に一致します。
画像で エ は、甲状腺外側の頸動脈鞘内にある円形の血管構造を示しており、総頸動脈に一致します。
一方、ウ は前方中央の黒い大きな管腔構造で、これは食道ではなく気管です。
オ は気管後方、椎体前方付近の構造を示しており、食道の位置として考える部位です。頸静脈ではありません。
画像でまず見るポイント
頸部横断像では、最初に前方中央の黒い気管を見つけます。
次に、気管の左右前外側にある甲状腺、さらにその外側の総頸動脈と頸静脈を確認します。
ひっかけポイント
気管と食道を混同しないことが重要です。
気管は前方中央で黒く大きい管腔構造、食道は気管の後方やや左寄りにあります。
選択肢の確認
1.誤り。
アは気管ではありません。気管は画像の前方中央にある大きな黒い円形構造で、図ではウが示す部位に相当します。アは外側の血管構造に近い位置です。
2.正しい。
イは気管の外側にある実質性構造を示しています。位置と形態から甲状腺と判断できます。
3.誤り。
ウは前方中央の黒い大きな管腔構造であり、空気を含む気管です。食道は気管の後方、やや左寄りに位置します。
4.正しい。
エは甲状腺外側の頸動脈鞘内にある円形の血管構造です。位置と形態から総頸動脈と判断できます。
5.誤り。
オは頸静脈ではありません。頸静脈は総頸動脈の外側に位置する血管で、画像ではエよりさらに外側の血管構造を考えます。オは気管後方、椎体前方付近で、食道の位置に近い構造です。
覚えるポイント
- 頸部横断像では、まず 気管を目印にします。
- 甲状腺は気管の前外側から外側に位置します。
- 総頸動脈は甲状腺外側の頸動脈鞘内にあります。
- 頸静脈は総頸動脈の外側に位置します。
- 食道は気管の後方、やや左寄りに位置することが多いです。
- この画像では、イが甲状腺、エが総頸動脈です。
