76PM6|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
骨密度測定装置で正しいのはどれか。
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
この問題では、骨密度測定法と、その測定原理・測定単位の対応が問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 2 と 5です。
骨密度測定法では、次の対応を押さえることが重要です。
- QUS 法:超音波を利用する
- DIP 法:手部 X 線画像からアルミニウム厚換算値を用いる
- DXA 法:面積骨密度 g・cm-2 を測定する
解説
骨密度測定は、骨粗鬆症の診断や骨折リスク評価に用いられます。
代表的な方法には、DXA 法、QCT 法、QUS 法、DIP 法、SXA 法などがあります。
**QUS 法〈quantitative ultrasound〉**は、超音波を用いて骨の性状を評価する方法です。放射線被ばくを伴わないことが特徴です。踵骨などを対象に、超音波の伝搬や減衰、反射などの情報から骨の状態を評価します。
**DIP 法〈digital image processing〉**は、手部 X 線画像をデジタル処理し、第 2 中手骨などを対象に骨量を評価する方法です。アルミニウムステップウェッジなどと比較し、アルミニウム厚の換算値として評価します。
**DXA 法〈dual-energy X-ray absorptiometry〉**は、2 種類の X 線エネルギーを利用して骨密度を測定する方法です。代表的な単位は g・cm-2であり、体積あたりの g・cm-3 ではありません。
ひっかけポイント
DXA 法の単位は g・cm-2です。
g・cm-3 は体積骨密度の表現で、DXA の代表的な単位ではありません。
選択肢の確認
1.誤り。
SXA 法は単一エネルギー X 線吸収測定法です。153Gd を用いる方法として代表的に整理するのは DPA 法などであり、SXA 法で 153Gd の特性 X 線を用いるという記述は不適切です。
2.正しい。
QUS 法は超音波を利用して骨を評価する方法です。超音波の反射、伝搬、減衰などの情報を用いて骨の状態を評価します。
3.誤り。
QCT 法は CT を用いて骨密度を定量する方法です。単色化された X 線を用いるという説明は、QCT 法の基本的特徴としては不適切です。
4.誤り。
DXA 法で得られる代表的な骨密度は面積骨密度であり、単位は g・cm-2 です。g・cm-3 ではありません。
5.正しい。
DIP 法では、手部 X 線画像を用い、骨陰影をアルミニウム厚に換算して骨量を評価します。
覚えるポイント
- QUS 法は超音波を利用します。
- DIP 法は第 2 中手骨などを対象に、アルミニウム厚換算値で評価します。
- DXA 法の代表的単位は g・cm-2です。
- QCT 法は CT を用いて骨密度を評価します。
- 骨密度測定では、測定原理、測定部位、単位をセットで覚えます。