78PM89|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
骨塩定量検査で大腿骨頸部を測定部位とするのはどれか。
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正解: 5
正答
5.二重エネルギーX線吸収測定〈DXA〉法
この問題のポイント
骨塩定量検査の測定法と、代表的な測定部位を対応させる問題です。
大腿骨頸部は、骨粗鬆症や大腿骨近位部骨折リスクの評価で重要な部位です。
この大腿骨頸部や腰椎の骨密度評価に標準的に用いられるのが DXA法 です。
したがって、正しい選択肢は
5.二重エネルギーX線吸収測定〈DXA〉法
です。
解説
DXA法は、Dual-energy X-ray Absorptiometry の略です。
2種類の異なるエネルギーのX線を用いて、骨と軟部組織の吸収差を利用し、骨密度を測定します。
DXA法は、骨粗鬆症診断で最も標準的に用いられる骨密度測定法です。
代表的な測定部位は、
- 腰椎
- 大腿骨近位部
- 大腿骨頸部
です。
特に大腿骨頸部は、高齢者で問題となる大腿骨近位部骨折のリスク評価に重要です。
各検査法の代表的な測定部位
骨塩定量検査には複数の方法があります。
DXA法
二重エネルギーX線を用いる方法です。
腰椎や大腿骨頸部など、骨粗鬆症診断で重要な部位を測定します。
QUS法
超音波を用いる方法です。
代表的には踵骨で測定します。
X線被ばくがない点が特徴ですが、大腿骨頸部を標準測定部位とする検査ではありません。
RA法
X線写真濃度測定法です。
手部X線写真などを用いて、中手骨などの骨量を評価します。
大腿骨頸部の測定法ではありません。
SXA法
単一エネルギーX線吸収測定法です。
主に橈骨や踵骨など末梢骨の測定に用いられます。
大腿骨頸部の標準的測定法ではありません。
QCT法
CTを用いて骨密度を評価する方法です。
腰椎などの海綿骨評価に用いられることがあります。
ただし、国家試験で大腿骨頸部を代表測定部位とする方法としてはDXA法を選びます。
選択肢の確認
1.定量的CT〈QCT〉法
誤りです。
QCT法はCTを用いて骨密度を評価する方法で、腰椎などの評価に用いられます。
大腿骨頸部の骨密度測定として標準的に問われる方法はDXA法です。
2.定量的超音波〈QUS〉法
誤りです。
QUS法は超音波を用いた骨評価法で、代表的な測定部位は踵骨です。
大腿骨頸部を測定する方法ではありません。
3.X線写真濃度測定〈RA〉法
誤りです。
RA法は手部X線写真などを用いて骨量を評価する方法です。
大腿骨頸部を測定部位とする方法ではありません。
4.単一エネルギーX線吸収測定〈SXA〉法
誤りです。
SXA法は単一エネルギーX線を用いる方法で、橈骨や踵骨など末梢骨の評価に用いられます。
大腿骨頸部を標準的に測定する方法ではありません。
5.二重エネルギーX線吸収測定〈DXA〉法
正しいです。
DXA法は腰椎や大腿骨頸部の骨密度測定に用いられる標準的な方法です。
骨粗鬆症診断や骨折リスク評価で重要です。
これが本問の正答です。
覚えるポイント
骨塩定量検査は、方法と測定部位をセットで覚えます。
- DXA法:腰椎、大腿骨頸部、大腿骨近位部
- QUS法:踵骨
- RA法:手部、中手骨
- SXA法:橈骨、踵骨など末梢骨
- QCT法:腰椎などのCT評価
この問題では、大腿骨頸部を測定部位とする骨塩定量検査を問うているため、正しい選択肢は
5.二重エネルギーX線吸収測定〈DXA〉法
です。