36PM116|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第36回午後・問111〜136
メープルシロップ尿症患者の食事療法中のモニタリング指標である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
メープルシロップ尿症の食事療法中に、何をモニタリング指標にするかを選ぶ問題です。
解説
メープルシロップ尿症は、分枝アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)を分解する酵素の働きが生まれつき弱い先天性代謝異常症です。
分枝アミノ酸が体内にたまると神経障害などを起こすため、食事でこれらの摂取を制限します。
なかでもロイシンは症状と関連が深いため、血中ロイシン値を指標にコントロールします。
選択肢の確認
1.血中チロシン値
適当でない。チロシンはチロシン血症などの指標で、メープルシロップ尿症の指標ではありません。
2.血中ロイシン値
最も適当。分枝アミノ酸のロイシンが蓄積するため、血中ロイシン値がモニタリング指標になります。
3.血中ガラクトース値
適当でない。ガラクトースはガラクトース血症の指標です。
4.尿中ホモシスチン排泄量
適当でない。ホモシスチンはホモシスチン尿症の指標です。
5.尿中メチオニン排泄量
適当でない。メチオニンはホモシスチン尿症などに関わる指標で、本症の指標ではありません。
覚えるポイント
- メープルシロップ尿症=分枝アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)の代謝異常。
- モニタリング指標は血中ロイシン値。
- チロシン・ガラクトース・ホモシスチンは別の代謝異常の指標。