36PM117|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第36回午後・問111〜136
食事・食品が医薬品に及ぼす影響に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
食事や食品が医薬品の効き方に及ぼす影響について、正しい記述を選ぶ問題です。
解説
食品と薬の相互作用は試験頻出です。代表例を整理します。
グレープフルーツジュースは、薬を分解する酵素(CYP3A4)の働きを抑えるため、カルシウム拮抗薬などの代謝が抑えられ、薬の効果が強く出ることがあります。
セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)は逆に酵素を活性化させ、薬の代謝を促進して効果を弱めます。
選択肢の確認
1.高たんぱく質食は、レボドパ(L─ドーパ)の吸収を促進する。
適当でない。高たんぱく質食はアミノ酸と競合し、レボドパの吸収をむしろ抑制します。
2.高脂肪食は、EPA 製剤の吸収を抑制する。
適当でない。EPA製剤は脂溶性で、高脂肪食(食後)でむしろ吸収が促進されます。
3.ヨーグルトは、ビスホスホネート薬の吸収を促進する。
適当でない。ヨーグルトのカルシウムはビスホスホネート薬と結合し、吸収を抑制します。
4.グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の代謝を抑制する。
最も適当。酵素CYP3A4を阻害してカルシウム拮抗薬の代謝を抑え、作用を強めます。
5.セント・ジョーンズ・ワートは、シクロスポリンの代謝を抑制する。
適当でない。セント・ジョーンズ・ワートは代謝を促進し、シクロスポリンの効果を弱めます。
覚えるポイント
- グレープフルーツジュースは薬の代謝を抑え、効果を強める。
- セント・ジョーンズ・ワートは代謝を促進し、効果を弱める。
- 高たんぱく食はレボドパの吸収を抑制、ヨーグルトはビスホスホネートの吸収を抑制。