37PM150第37回 管理栄養士国家試験 過去問

公衆栄養学第37回午後・問137〜152

公衆栄養プログラムの目標設定に関する記述である。 誤っているのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

公衆栄養プログラムの目標設定の考え方と、課題解決型・目的設定型アプローチの違いを問う問題です。

解説

目標設定は、地域のアセスメント(現状把握)に基づいて行い、優先順位は「重要度」と「改善可能性」の両方が高いものから取り組みます。目標には達成までの期間を明示し、目標値は対象集団の調査結果など根拠のあるデータを参考に設定します。

アプローチの型の違いも頻出です。
・課題解決型アプローチ:専門家や行政などの実施者側が課題を分析し、目標や目標値を設定する。
・目的設定型アプローチ:住民が主体となって話し合い、目指す姿や目標を設定する。

ひっかけ注意:「住民が目標値を設定する」のは目的設定型です。課題解決型と入れ替えて出題されます。

選択肢の確認

1.目標は、地域の現状を評価した上で設定する。
記述としては正しい。アセスメントで把握した地域の実態に基づいて目標を設定します。

2.候補となる目標が複数ある場合は、重要度と改善可能性がいずれも高いものを最優先とする。
記述としては正しい。優先順位づけの基本で、重要度が高く、かつ改善可能性の高い課題から取り組みます。

3.目標達成までの取組期間を明示する。
記述としては正しい。長期・中期・短期など、いつまでに達成するかを明確にして評価につなげます。

4.課題解決型アプローチでは、目標値は住民が設定する。
正答。記述としては誤り。課題解決型アプローチでは、専門家など実施者側が課題を明確化して目標値を設定します。住民が主体的に目標を設定するのは目的設定型アプローチです。

5.目標値は、対象集団から得られた調査結果を参考に設定する。
記述としては正しい。現状値など根拠となるデータに基づいて実現可能な目標値を設定します。

覚えるポイント

  • 優先順位は「重要度」×「改善可能性」がともに高いものから
  • 課題解決型=実施者(専門家)側が目標設定、目的設定型=住民が目標設定
  • 目標には期間を明示し、目標値は調査データを根拠にする

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