37PM140|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
公衆栄養学第37回午後・問137〜152
開発途上国における5 歳未満の子どもの栄養状態に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
開発途上国の5歳未満児の栄養状態について、過栄養の有無や、低体重・発育阻害・消耗症の評価指標、WHOの評価法を正しく理解しているかを問う問題です。
解説
開発途上国でも、都市部などでは低栄養と過栄養が同時に存在する「栄養の二重負荷」がみられ、過栄養の問題がないわけではありません。
子どもの栄養評価には3つの指標があります。低体重(underweight)は年齢別体重で評価します。発育阻害(stunting)は年齢別身長で評価します。消耗症(wasting)は身長別体重で評価します。
これらの評価では、WHOの成長基準に基づくZスコア(標準からのずれを表す指標)が用いられます。基準からどれだけ離れているかを標準偏差の単位で示すもので、低栄養の評価指標として広く使われています。
選択肢の確認
1.過栄養の問題は、みられない。
最も適当とはいえない。開発途上国でも過栄養と低栄養が併存する栄養の二重負荷がみられ、過栄養の問題はあります。
2.低体重は、身長別体重で評価される。
最も適当とはいえない。低体重は年齢別体重で評価します。身長別体重で評価するのは消耗症です。
3.発育阻害は、年齢別体重で評価される。
最も適当とはいえない。発育阻害は年齢別身長で評価します。年齢別体重で評価するのは低体重です。
4.消耗症は、年齢別身長で評価される。
最も適当とはいえない。消耗症は身長別体重で評価します。年齢別身長で評価するのは発育阻害です。
5.低栄養の評価指標として、WHO のZ スコアがある。
最も適当である。WHOの成長基準に基づくZスコアが、子どもの低栄養評価の指標として用いられます。
覚えるポイント
- 低体重=年齢別体重、発育阻害(stunting)=年齢別身長、消耗症(wasting)=身長別体重
- WHOのZスコアで低栄養を評価する
- 途上国でも栄養の二重負荷(低栄養+過栄養)がある