40AM74|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第40回午前・問68〜81
コレステロール代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
コレステロールの合成調節、原料・産物、輸送に関わる酵素を正しく理解しているかが問われています。
解説
コレステロールはアセチルCoAから合成され、その律速酵素はHMG─CoA還元酵素です。合成は食事由来(外因性)のコレステロール量によりフィードバック調節を受けます。
コレステロールは胆汁酸(コール酸など)やステロイドホルモン(テストステロン等)、ビタミンDの材料になります。
選択肢の確認
1.コレステロールは、コール酸から合成される。
誤り。関係が逆です。コール酸(胆汁酸)がコレステロールから合成されます。
2.コレステロールの合成速度は、主にアセチルCoA カルボキシラーゼによって調節される。
誤り。コレステロール合成の律速酵素はHMG─CoA還元酵素です。アセチルCoAカルボキシラーゼは脂肪酸合成の酵素です。
3.コレステロールの合成は、外因性コレステロールの影響を受けない。
誤り。食事由来のコレステロールが多いと合成が抑えられる(フィードバック調節)ため、影響を受けます。
4.コレステロールは、テストステロンの材料となる。
正しい。コレステロールはステロイドホルモンであるテストステロンの材料になります。
5.末梢組織のコレステロールは、レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)の作用によりLDL に取り込まれる。
誤り。LCATはHDL上でコレステロールをエステル化する酵素で、LDLへの取り込みを担うわけではありません。
覚えるポイント
- コレステロール合成の律速酵素はHMG─CoA還元酵素。
- 胆汁酸・ステロイドホルモン・ビタミンDはコレステロールが原料。
- LCATはHDLでコレステロールをエステル化する。