40AM77|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第40回午前・問68〜81
ビタミンB12 に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
記述の特徴(胃全摘で欠乏する)からビタミンB12を特定し、その性質を正しく理解しているかが問われています。
解説
胃全摘によって欠乏するビタミンはビタミンB12です。B12の吸収には胃の壁細胞が分泌する内因子が必要で、内因子と結合して回腸で吸収されます。
B12は分子中にコバルトを含み、欠乏すると巨赤芽球性貧血や神経障害を起こします。悪性貧血は、自己免疫によって内因子が不足しB12を吸収できなくなる病態であり、胃全摘後のB12欠乏と原因は異なります。また、B12や葉酸が欠乏すると高ホモシステイン血症になります。
選択肢の確認
1.分子中に鉄を含む。
誤り。ビタミンB12は分子中にコバルトを含みます。
2.フラビン酵素の補酵素である。
誤り。フラビン酵素の補酵素はビタミンB2(リボフラビン)です。
3.内因子により吸収が抑制される。
誤り。内因子はB12の吸収を促進します。抑制ではありません。
4.過剰摂取により高ホモシステイン血症になる。
誤り。高ホモシステイン血症はB12(や葉酸)の欠乏で起こります。過剰摂取ではありません。
5.胃全摘により欠乏が引き起こされる。
正しい。胃全摘で内因子が失われると、B12の吸収が障害され欠乏します。
覚えるポイント
- 胃全摘で欠乏するのはビタミンB12(内因子が必要)。
- B12はコバルトを含み、欠乏で巨赤芽球性貧血。
- B12・葉酸の欠乏で高ホモシステイン血症。