40AM87|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第40回午前・問82〜97
妊娠期の母体の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
妊娠に伴って母体に起こる生理的変化(循環・血液・脂質など)の方向が問われています。
解説
妊娠中は循環血液量が増え、1回拍出量(1回の心拍で送り出す血液量)と心拍数が増えるため、心拍出量も増加します。
血液が増える一方で赤血球やアルブミンは相対的に薄まり、ヘモグロビン値やアルブミン値は低下します(生理的な血液希釈)。
腎臓への血流が増え、糸球体濾過量(GFR)は増加します。
脂質代謝ではエストロゲンなどの影響で血中トリグリセリド(中性脂肪)が上昇します。
選択肢の確認
1.1回当たりの心拍出量は、減少する。
誤り。妊娠中は循環血液量が増え、心拍出量は増加します。
2.糸球体濾過量は、減少する。
誤り。腎血流の増加により糸球体濾過量は増加します。
3.血中ヘモグロビン値は、上昇する。
誤り。血液希釈により相対的に低下します(生理的貧血)。
4.血中アルブミン値は、上昇する。
誤り。血液希釈により低下します。
5.血中トリグリセリド値は、上昇する。
正しい。妊娠中はエストロゲンなどの影響で中性脂肪が上昇します。
覚えるポイント
- 妊娠中は循環血液量・心拍出量・GFRが増加する。
- 血液希釈でヘモグロビン・アルブミンは低下する。
- 血中トリグリセリドは上昇する。