40PM131|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第40回午後・問111〜136
腎・尿路疾患の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
腎・尿路疾患の病態と栄養管理について、正しい記述を選ぶ問題です。
解説
腎疾患では、病態に応じて食塩・たんぱく質・水分などを調整します。
急性糸球体腎炎の乏尿期は、尿が出にくく体内に水分やナトリウムがたまり、浮腫や高血圧を招きます。このため食塩を3 g/日以下に強く制限します。
病態ごとに制限の要否と程度が変わります。数値と方向(制限するのか、しないのか)を正確に覚えましょう。
選択肢の確認
1.急性糸球体腎炎乏尿期では、食塩摂取量を3g/日以下に制限する。
最も適当。乏尿期は水分・ナトリウムがたまり浮腫や高血圧を起こすため、食塩を3 g/日以下に厳しく制限します。
2.微小変化型ネフローゼ症候群では、たんぱく質摂取量を0.8 g/kg 標準体重/日とする。
適当でない。微小変化型ネフローゼ症候群では、たんぱく質は1.0〜1.1 g/kg標準体重/日程度と、過度に制限しません。0.8 gは制限が強すぎます。
3.急性腎障害(AKI)では、代謝性アルカローシスを認める。
適当でない。AKIでは酸の排泄が低下し、代謝性アシドーシスを認めます。アルカローシスではありません。
4.末期CKD では、血中1α,25─ジヒドロキシビタミンD 値が上昇する。
適当でない。末期CKDでは腎臓での活性型ビタミンD(1α,25-ジヒドロキシビタミンD)の産生が低下し、値は低下します。
5.尿路結石では、飲水量を制限する。
適当でない。尿路結石では尿を薄めて結石形成を防ぐため、飲水量をむしろ増やします。制限は逆効果です。
覚えるポイント
- 急性糸球体腎炎乏尿期は食塩3 g/日以下、水分・たんぱく質も制限。
- AKIは代謝性アシドーシスを起こす。
- 末期CKDでは活性型ビタミンDが低下。尿路結石では水分をしっかりとる。