114AM021|第114回 看護師国家試験 過去問
病室の湿度で適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
病室環境において、湿度の適切な範囲は「40〜60%」で、その中心値である「50%」が最も推奨される。この数値は、ウイルスの活性や細菌・カビの繁殖、患者の不快感、粘膜の健康に直接影響するため、看護師が日常的に把握すべき基本的な知識である。
解説
病室の湿度は、患者の療養環境に大きな影響を与える。湿度が40%未満になると、インフルエンザウイルスなどのウイルスが長時間生存しやすく、気道粘膜の乾燥も進む。一方、70%以上になるとカビやダニの繁殖が促進され、結露によるアレルゲンの拡散や医療機器の損傷のリスクも上昇する。そのため、40〜60%の範囲内で、特に50%が最もバランスの取れた環境とされる。特に高齢者や呼吸器疾患を持つ患者では、湿度の変化に敏感であるため、適切な調整が重要である。
選択肢の確認
1.10 %:極端に乾燥した環境で、粘膜の防御機能が低下し、ウイルス活性が増す。不適切。
2.30 %:やや乾燥しており、感染リスクが高まる。推奨範囲を下回る。不適切。
3.50 %:40〜60%の中央値で、ウイルス抑制とカビ・ダニの抑制が図れる。適切。
4.70 %:高湿によりカビやダニの繁殖が活発になり、不快感や呼吸器症状の悪化を招く。不適切。
覚えるポイント
「40〜60%、最適は50%」を記憶し、患者の状態や季節に応じた環境調整を意識することが、看護実務において最も重要である。