114AM034|第114回 看護師国家試験 過去問
患者の個別性を理解するために必要な概念はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
患者の個別性を理解するための核心となる概念は「多様性を尊重する姿勢」であり、その中で「ダイバーシティ」が最も直接関連している。看護の現場では、患者の年齢、性別、人種、文化的背景、価値観、性的指向、障害の有無など、さまざまな違いを認識し、それらを尊重した上でケアを提供することが求められる。
解説
ダイバーシティとは、人の持つ多様な性質や経験を認め、それらを理解しようとする考え方である。患者を「同じ疾患を持つ者」として一括して扱うのではなく、その人の生活歴や文化、価値観を背景にした個別性を把握することが、安全で効果的な看護の第一歩となる。たとえば、宗教的食事制限や言語の違いへの配慮、性別に応じたコミュニケーションの調整などが、ダイバーシティの実践例である。
選択肢の確認
1.ダイバーシティ:患者の個別性を理解するための基盤概念。多様な背景を尊重し、個々の違いを認める姿勢が求められる。
2.パターナリズム:患者の意思を無視して一方的に判断する姿勢で、現代の看護では患者中心のケアと対照的。個別性理解とは無関係。
3.プライマリヘルスケア:地域で行われる包括的健康支援の考え方で、個別性理解とは直接関係ない。
4.ソーシャルインクルージョン:社会全体で誰も排除されない状態を目指す概念だが、個人の「個別性」を理解するための直接的な基盤とは言えない。
覚えるポイント
「個別性を理解する」ためには、患者の違いを「多様性」として尊重することが不可欠。ダイバーシティはその中核であり、看護の現場で日常的に活用される概念である。