44AM31|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
ディジタル心電計で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、標準12誘導心電図とディジタル心電計の基本が問われています。
標準12誘導心電図では、12個の電極を付けるのではなく、通常は10個の電極を装着します。
ディジタル心電計では、実測した誘導をもとに演算処理を行い、標準12誘導心電図を記録します。
解説
標準12誘導心電図は、心臓の電気活動を12方向から観察する検査です。
12誘導という名前ですが、12個の電極を装着するわけではありません。通常は、四肢電極4個と胸部電極6個の合計10個の電極を装着します。
12誘導の内訳は次のように整理できます。
- 標準肢誘導:I、II、III
- 増高単極肢誘導:aVR、aVL、aVF
- 胸部誘導:V1〜V6
ディジタル心電計では、実際に得られる複数の誘導信号から、他の誘導を演算で求めます。たとえば、I、II、V1〜V6 の8誘導をもとに、III、aVR、aVL、aVF を計算して標準12誘導として表示・記録します。
また、心電図の標準感度は通常 10 mm/mV、標準紙送り速さは 25 mm/s です。
ひっかけポイント
「12誘導」なので電極も12個と思いやすいですが、標準12誘導心電図で装着する電極は通常10個です。12は観察方向の数です。
選択肢の確認
1.12 個の電極を装着する。
誤り。
標準12誘導心電図では、通常、四肢電極4個と胸部電極6個の合計10個の電極を装着します。12個ではありません。
2.計測値を 4 bit に量子化する。
誤り。
心電図の微小な電位変化を扱うには、4 bit では分解能が不足します。ディジタル心電計では、より多いビット数でAD変換して波形を記録します。
3.標準感度は 25 mm/mV である。
誤り。
心電図の標準感度は通常 10 mm/mV です。25 mm/mV ではありません。
4.標準紙送り速さは 10 mm/s である。
誤り。
心電図の標準紙送り速さは通常 25 mm/s です。10 mm/s ではありません。
5.8 誘導の心電図を演算処理して標準 12 誘導記録を行う。
正しい。
ディジタル心電計では、I、II、V1〜V6 などの8誘導をもとに、III、aVR、aVL、aVF を演算で求め、標準12誘導心電図を記録します。
覚えるポイント
- 標準12誘導心電図で装着する電極は通常10個です。
- 12誘導は、12方向から心臓の電気活動を見るという意味です。
- 標準感度は 10 mm/mV です。
- 標準紙送り速さは 25 mm/s です。
- ディジタル心電計では、8誘導から演算して標準12誘導を記録します。