46AM31|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識原理・構造生体電位・モニタ/心電図・誘導・点検
心電図の双極肢誘導(第Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ誘導)の関係で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、生体計測の心電図で、双極肢誘導(第Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ誘導)の間に成り立つ関係式が問われています。これはアイントーベンの法則として知られています。
解説
双極肢誘導は、両手と左足の3点の電位差を測る誘導です。
- 第Ⅰ誘導:左手 − 右手
- 第Ⅱ誘導:左足 − 右手
- 第Ⅲ誘導:左足 − 左手
ここで第Ⅰ誘導と第Ⅲ誘導を足してみます。
計算の流れ:
- Ⅰ + Ⅲ =(左手 − 右手)+(左足 − 左手)
- = 左足 − 右手
- = Ⅱ
つまり、Ⅱ = Ⅰ + Ⅲ が成り立ちます。これがアイントーベンの法則です。3つの誘導は独立ではなく、1つの式で結ばれています。
図で見るポイント
右手・左手・左足を頂点とする三角形(アイントーベンの三角形)をイメージすると関係を覚えやすくなります。各誘導はその辺の電位差に対応します。
選択肢の確認
1.Ⅰ=Ⅱ+Ⅲ
誤り。
正しい関係は Ⅱ = Ⅰ + Ⅲ です。これを変形すると Ⅰ = Ⅱ − Ⅲ となり、Ⅰ = Ⅱ + Ⅲ にはなりません。
2.Ⅰ=(Ⅱ+Ⅲ)/2
誤り。
このような平均の形にはなりません。双極肢誘導の関係は Ⅱ = Ⅰ + Ⅲ です。
3.Ⅱ=Ⅰ+Ⅲ
正しい。
アイントーベンの法則そのもので、第Ⅱ誘導は第Ⅰ誘導と第Ⅲ誘導の和に等しくなります。
4.Ⅱ=(Ⅰ−Ⅲ)/2
誤り。
正しくは Ⅱ = Ⅰ + Ⅲ です。差や平均の形ではありません。
5.Ⅲ=Ⅰ+Ⅱ
誤り。
Ⅱ = Ⅰ + Ⅲ を変形すると Ⅲ = Ⅱ − Ⅰ となり、Ⅲ = Ⅰ + Ⅱ にはなりません。
覚えるポイント
- 双極肢誘導の関係式はⅡ = Ⅰ + Ⅲ(アイントーベンの法則)。
- 各誘導は「Ⅰ=左手−右手」「Ⅱ=左足−右手」「Ⅲ=左足−左手」。
- 3誘導は独立ではなく、1つでも分かれば他から計算できる。
- アイントーベンの三角形をイメージすると関係を思い出しやすい。