44AM6第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識呼吸・酸塩基/呼吸生理・換気

呼吸について誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、呼吸中枢の部位、胸腔内圧、吸気時の横隔膜、肺胞ガス交換の基本が問われています。

呼吸中枢は中脳ではなく、主に延髄にあります。

解説

呼吸は、単に肺が自動的に膨らんだり縮んだりしているわけではありません。脳幹にある呼吸中枢がリズムを作り、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋を動かすことで換気が行われます。

呼吸中枢の中心は延髄にあり、呼吸の基本リズムを形成します。も呼吸の調節に関わります。中脳は呼吸中枢の主な部位ではありません。

吸気では、横隔膜が収縮して下がり、胸腔が広がります。胸腔が広がることで胸腔内圧はさらに低下し、肺が広がって空気が入ります。

肺胞では、酸素と二酸化炭素が濃度差に従って移動します。このしくみは拡散です。

この問題は誤っているものを選ぶ問題です。呼吸中枢を中脳にあるとしている1が誤りです。

ひっかけポイント
呼吸中枢は「中脳」ではなく「延髄・橋」です。脳幹の名前が並ぶと混同しやすいので、呼吸は延髄を中心に覚えます。

選択肢の確認

1.呼吸中枢は中脳にある。
正答。記述としては誤り。
呼吸中枢は主に延髄にあり、橋も呼吸調節に関与します。中脳は呼吸中枢の中心ではありません。

2.胸腔内圧は陰圧である。
記述としては正しい。
胸腔内圧は通常、大気圧より低い陰圧に保たれています。この陰圧によって肺が胸壁に引っ張られ、膨らんだ状態を保ちやすくなります。

3.吸気時に横隔膜が収縮する。
記述としては正しい。
吸気時には横隔膜が収縮して下方へ移動します。胸腔容積が増加し、肺内圧が低下して空気が肺へ流入します。

4.肺胞でのガス交換は拡散による。
記述としては正しい。
肺胞では、酸素と二酸化炭素が分圧差に従って移動します。この移動は拡散によるものです。

5.体温の上昇は呼吸数を増加させる。
記述としては正しい。
発熱などで体温が上昇すると代謝が増え、酸素消費量や二酸化炭素産生量が増加します。そのため、呼吸数が増加しやすくなります。

この問題では誤っているものを選ぶため、記述として誤っている1が正答です。

覚えるポイント

  • 呼吸中枢は主に延髄にあります。
  • も呼吸調節に関与します。
  • 胸腔内圧は通常陰圧です。
  • 吸気時には横隔膜が収縮します。
  • 肺胞でのガス交換は拡散で起こります。

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