44PM39第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造血液浄化/血液透析・HDF

血液透析中の脱血不良を検知するために連続測定して監視すべき項目はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、血液透析中に脱血不良を検知するために監視する項目が問われています。

脱血不良とは、血管アクセスから十分に血液を引けない状態です。
このとき血液回路内圧、特に脱血側の圧が変化します。

したがって、連続測定して監視すべき項目は血液回路内圧です。

解説

血液透析では、血液ポンプにより患者の血管アクセスから血液を脱血し、ダイアライザを通して再び返血します。

脱血不良は、血管アクセス不良、穿刺針の位置不良、回路の屈曲、凝血、血流不足などで起こります。

脱血がうまくいかないと、血液ポンプが血液を引こうとしても十分な血液が供給されず、脱血側の回路内圧が異常に陰圧側へ変化します。装置はこの圧変化を監視し、警報を出します。

そのため、脱血不良の検知には、血液回路内圧の連続監視が重要です。

一方、漏血はダイアライザ膜破損などによる血液の透析液側への漏出を検知する項目です。電気伝導度、透析液温度、透析液流量は透析液側の管理項目であり、脱血不良の直接検知には適しません。

ME機器管理での注意点
透析装置では、脱血圧、静脈圧、透析液圧、漏血、気泡、電気伝導度、温度などを監視します。脱血不良では、血液回路の圧変化が重要です。

選択肢の確認

1.漏血
誤り。
漏血は、ダイアライザ膜の破損などにより血液が透析液側へ漏れることを検出する項目です。脱血不良を直接検知する項目ではありません。

2.電気伝導度
誤り。
電気伝導度は透析液の電解質濃度を反映する管理項目です。透析液組成の異常を検出するために重要ですが、脱血不良の直接検知には適しません。

3.透析液温度
誤り。
透析液温度は患者への熱負荷や安全性に関係する項目です。脱血不良を検知するための主な監視項目ではありません。

4.透析液流量
誤り。
透析液流量は透析効率に関係しますが、血管アクセスから血液が十分に引けているかを直接示すものではありません。

5.血液回路内圧
正しい。
脱血不良が起こると、血液回路内圧、特に脱血側圧が変化します。血液回路内圧を連続測定することで、脱血不良を検知できます。

覚えるポイント

  • 脱血不良は、血管アクセスから血液を十分に引けない状態です。
  • 脱血不良では、血液回路内圧が異常に変化します。
  • 脱血不良の監視には血液回路内圧が重要です。
  • 漏血はダイアライザ膜破損などの検出に関係します。
  • 電気伝導度、温度、透析液流量は主に透析液側の管理項目です。

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