46AM37|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識原理・構造血液浄化/血液透析・HDF
血液透析装置で血液回路中の気泡を検出するのに用いるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、血液透析装置などの体外循環回路において、空気塞栓を防ぐための重要な安全機構である気泡検出器の原理が問われています。
解説
血液透析装置の返血(静脈)側回路には、患者の体内への空気流入(空気塞栓)を防ぐために気泡検出器が設置されています。
この気泡検出器の多くは超音波を用いています。超音波は液体(血液)中をよく伝播しますが、気体(気泡)中では極端に減衰し、液体と気体の境界で強く反射されます。この性質を利用して、受信側で超音波の減衰を感知することで気泡を検出します。
安全管理上のポイント
血液透析装置のアラームと安全機構は頻出です。気泡検出器が作動すると、返血ラインのクランプ(遮断)と血液ポンプの停止が連動して行われ、患者への空気流入を確実に防ぎます。
選択肢の確認
1.超音波
正しい。
気泡検出器には超音波が用いられます。血液と気泡での音響インピーダンスの違いを利用し、超音波の透過・減衰を測定して気泡を検出します。
2.可視光
誤り。
可視光は、血液中の赤血球などによって散乱・吸収されやすく透過性が低いため、回路内の気泡を正確に検出するのには適していません。なお、透析液の漏血検出器には可視光や赤外光が用いられます。
3.α線
誤り。
放射線であるα線は透過力が非常に弱く、安全面からも回路の気泡検出には使用されません。
4.マイクロ波
誤り。
マイクロ波は気泡検出には使用されません。
5.高周波電流
誤り。
高周波電流は気泡検出には使用されません。電気メスなどで組織の切開や凝固に用いられます。
覚えるポイント
- 血液透析の気泡検出には超音波が用いられる。
- 気泡検出時は、血液ポンプの停止と静脈側(返血側)回路のクランプが連動して患者を守る。
- 漏血検出器には、光(可視光や赤外光)が用いられる。それぞれの原理を混同しないように整理する。