45AM25|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅰ 基礎的知識MEの基礎的知識医用材料・生体適合/材料の種類と特性
形状記憶効果をもつ材料はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、形状記憶合金 の代表材料を確認します。
形状記憶効果をもつ代表的な材料は ニッケルチタン合金 です。
ニッケルチタン合金は、Ni-Ti合金、またはニチノールとも呼ばれます。
解説
形状記憶効果とは、変形させた材料が、加熱などにより元の形状に戻る性質です。
ニッケルチタン合金は、温度変化による結晶構造の変化を利用して、形状記憶効果や超弾性を示します。
医療分野では、次のような用途があります。
- 血管内ステント
- ガイドワイヤ
- 歯科矯正ワイヤ
- フィルタやクリップ類
形状記憶効果は、生体内での展開や、狭い場所へ挿入した後に元の形へ戻る用途で有用です。
一方、銅、白金、金銀パラジウム合金、コバルトクロム合金は、それぞれ医療材料として使われることはありますが、代表的な形状記憶合金としては扱いません。
ひっかけポイント
医療材料ではコバルトクロム合金や白金も重要ですが、「形状記憶」と聞かれたら ニッケルチタン合金 を選びます。
選択肢の確認
1.銅
誤り。
銅は電気伝導性が高い金属ですが、医療用の代表的な形状記憶材料ではありません。
2.白金
誤り。
白金は化学的に安定で、電極材料などにも使われます。しかし、形状記憶効果をもつ代表材料ではありません。
3.金銀パラジウム合金
誤り。
金銀パラジウム合金は歯科材料として知られますが、形状記憶合金の代表ではありません。
4.コバルトクロム合金
誤り。
コバルトクロム合金は強度や耐食性に優れ、人工関節や歯科材料などに使われます。しかし、形状記憶効果をもつ代表材料ではありません。
5.ニッケルチタン合金
正しい。
ニッケルチタン合金は形状記憶効果をもつ代表的な合金です。温度変化や応力により形状回復や超弾性を示し、ステントやガイドワイヤなどに利用されます。
覚えるポイント
- 形状記憶合金の代表は ニッケルチタン合金。
- ニッケルチタン合金は Ni-Ti合金、ニチノール とも呼ばれる。
- 医療ではステント、ガイドワイヤ、歯科矯正ワイヤなどに使われる。
- コバルトクロム合金は強度・耐食性が重要な材料。
- 白金は電極材料として重要だが、形状記憶材料の代表ではない。