44PM29|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
骨に埋植したときに次第に骨で置き換わる性質をもつ材料はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、骨補填材料としての生体吸収性や骨置換性が問われています。
骨に埋植したとき、次第に吸収されながら新しい骨に置き換わる材料として重要なのは、リン酸三カルシウムです。
解説
骨欠損部を補う材料には、金属、セラミックス、高分子材料などがあります。
リン酸三カルシウム、TCPは、カルシウムリン酸系セラミックスの一種です。
骨の無機成分に近い性質を持ち、生体内で徐々に吸収されながら新しい骨へ置き換わる性質があります。
このような性質は、骨補填材として重要です。材料が単に体内に残るだけでなく、時間とともに骨形成を助け、骨組織に置き換わっていくことが期待されます。
一方、ポリプロピレンやポリエチレンは高分子材料で、人工関節の摺動部材や医療用材料として使われますが、骨に次第に置き換わる材料ではありません。
ジルコニアは強度の高いセラミックスで、人工関節や歯科材料などに使われますが、生体内で骨に置き換わる吸収性材料としては扱いません。
チタン合金は生体適合性が高く、骨と結合しやすい金属材料ですが、体内で吸収されて骨に置き換わる材料ではありません。
ひっかけポイント
チタン合金は骨とよくなじむ材料ですが、骨に置き換わるわけではありません。骨で置き換わる材料としては、吸収性のリン酸三カルシウムを選びます。
選択肢の確認
1.リン酸三カルシウム
正しい。
リン酸三カルシウムは、生体内で徐々に吸収され、新生骨に置き換わる性質を持つ骨補填材料です。この問題の正答です。
2.ポリプロピレン
誤り。
ポリプロピレンは高分子材料で、医療用材料として使われますが、骨に埋植して次第に骨へ置き換わる材料ではありません。
3.ポリエチレン
誤り。
ポリエチレンは人工関節の摺動面などで使われる高分子材料です。生体内で吸収されて骨に置き換わる材料ではありません。
4.ジルコニア
誤り。
ジルコニアは強度や耐摩耗性に優れるセラミックス材料です。歯科や人工関節などで使われますが、骨に置き換わる吸収性材料ではありません。
5.チタン合金
誤り。
チタン合金は生体適合性が高く、骨との結合性が良い金属材料です。しかし、体内で吸収されて骨に置き換わる材料ではありません。
覚えるポイント
- リン酸三カルシウム、TCPは骨補填材料として重要です。
- TCPは生体内で徐々に吸収され、骨に置き換わる性質があります。
- チタン合金は骨と結合しやすいですが、吸収されて骨になるわけではありません。
- ポリエチレン、ポリプロピレンは高分子材料です。
- ジルコニアは高強度セラミックスで、吸収性骨置換材料ではありません。