44PM28|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
血液ガス分析の際の血液の取り扱いで適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、血液ガス分析の検体取り扱いが問われています。
血液ガスでは、pH、PaO2、PaCO2 などを測定します。
採血後も血液細胞の代謝が続くため、時間がたつと測定値が変化します。
そのため、採血後は速やかに測定することが重要です。
解説
血液ガス分析では、動脈血を用いて、酸素化、換気、酸塩基平衡を評価します。
代表的な測定項目には、次のようなものがあります。
- pH
- PaO2
- PaCO2
- HCO3-
- SaO2 など
採血後、検体中の細胞は酸素を消費し、二酸化炭素や酸を産生します。
そのため、放置すると PaO2 は低下し、PaCO2 やpHなどにも影響が出る可能性があります。
また、血液中に気泡が混入すると、空気とのガス交換により PaO2 や PaCO2 が変化します。気泡は除去し、空気に触れないように扱う必要があります。
抗凝固剤には通常ヘパリンを用います。クエン酸ナトリウムは凝固検査などで使われますが、血液ガス分析の一般的な抗凝固剤としては不適切です。
ひっかけポイント
血液ガス分析では、検体が空気に触れることと、測定までの時間が大きな誤差要因になります。気泡を除去し、速やかに測定します。
選択肢の確認
1.42℃に加温する。
誤り。
血液ガス検体を42℃に加温する必要はありません。加温すると代謝が進み、測定値に影響するおそれがあります。
2.真空採血管で採血する。
誤り。
血液ガス分析では、通常、ヘパリン処理されたシリンジなどで嫌気的に採血します。真空採血管での採血は血液ガス分析の標準的な取り扱いとして不適切です。
3.混入した気泡は除去しない。
誤り。
気泡が混入すると、空気中の酸素や二酸化炭素と血液がガス交換し、PaO2やPaCO2が変化します。気泡は速やかに除去します。
4.採血後、速やかに測定する。
正しい。
採血後も血液細胞の代謝が続くため、時間経過で血液ガス値が変化します。正確な測定のため、採血後は速やかに測定します。
5.抗凝固剤としてクエン酸ナトリウムを加える。
誤り。
血液ガス分析では、抗凝固剤として通常ヘパリンを使用します。クエン酸ナトリウムは凝固検査などに用いられ、血液ガス分析には適しません。
覚えるポイント
- 血液ガス分析では、採血後速やかに測定します。
- 検体中の細胞代謝でPaO2、PaCO2、pHが変化します。
- 気泡はガス分圧を変化させるため、除去します。
- 採血は空気に触れないように行います。
- 抗凝固剤は通常ヘパリンを用います。