45AM45|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
透過型パルスオキシメータで誤差要因にならないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、透過型パルスオキシメータの測定原理と誤差要因が問われています。
パルスオキシメータは、赤色光と赤外光の吸光度の違いを利用して、動脈血酸素飽和度を推定します。
解説
透過型パルスオキシメータでは、プローブの片側に発光部、反対側に受光部があります。指先や耳朶などをはさんで光を通し、拍動による吸光度変化から SpO2 を求めます。
誤差要因として重要なのは、光の通り方や拍動成分を乱すものです。
- 激しい体動
- 装着部位の圧迫による血流低下
- 外乱光の混入
- 診断用色素による吸光特性の変化
- 発光部と受光部の位置ずれ
一方、プローブ周囲を遮光することは、外乱光の影響を減らす方向に働きます。そのため、誤差要因にならないものとして選びます。
ひっかけポイント
パルスオキシメータでは「光を邪魔するもの」と「余計な光が入ること」を分けて考えます。遮光は外乱光対策であり、通常は誤差を減らすための工夫です。
選択肢の確認
1.激しい体動があった。
該当します。
激しい体動があると、プローブと装着部位の位置関係が変化し、拍動による信号と体動による信号を区別しにくくなります。体動はパルスオキシメータの代表的な誤差要因です。
2.装着部位が圧迫されていた。
該当します。
装着部位が圧迫されると末梢血流が低下し、動脈拍動成分を正確に検出しにくくなります。SpO2の値が不安定になったり、測定できなくなったりする原因になります。
3.プローブ周囲が遮光されていた。
正答。該当しません。
プローブ周囲を遮光することは、外乱光の混入を防ぐための対策です。通常は測定誤差を減らす方向に働くため、誤差要因にならないものとして正しいです。
4.血中に診断用色素が注入されていた。
該当します。
インドシアニングリーンなどの診断用色素が血中にあると、光の吸収特性が変化し、SpO2の測定値に影響することがあります。吸光度を利用する装置では重要な誤差要因です。
5.発光部と受光部が対向する位置からずれていた。
該当します。
透過型では、発光部と受光部が正しく向かい合っていることが重要です。位置がずれると、光が適切に受光部へ届かず、測定値が不安定になります。
覚えるポイント
- 透過型パルスオキシメータは、発光部と受光部で組織をはさんで測定する。
- 測定には赤色光と赤外光の吸収差を利用する。
- 体動、血流低下、外乱光、色素、プローブ位置ずれは誤差要因になる。
- 遮光は外乱光対策であり、通常は誤差要因ではない。