45AM50|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
定流量方式の鼻カニューレ(両経鼻カテーテル)を用いた酸素療法において、患者が吸入するガスの酸素濃度[%]はおよそいくらか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、鼻カニューレによる酸素療法で患者が吸入する酸素濃度の目安が問われています。
鼻カニューレは低流量酸素投与法であり、患者は供給された酸素だけでなく室内空気も一緒に吸入します。
解説
定流量方式の鼻カニューレでは、酸素は一定流量で鼻腔内に供給されます。しかし、患者の吸気流量は酸素流量より大きいため、不足分は室内空気を吸い込みます。
そのため、吸入酸素濃度は100%にはならず、およそ 24〜40% 程度の範囲になります。一般に鼻カニューレでは、酸素流量が 1 L/min 増えるごとに吸入酸素濃度が約4%上がる目安で考えます。
代表的な目安は次の通りです。
- 1 L/min:約24%
- 2 L/min:約28%
- 3 L/min:約32%
- 4 L/min:約36%
- 5 L/min:約40%
したがって、選択肢の中では 30% が最も近い値です。
ひっかけポイント
鼻カニューレでは酸素ボンベや配管から酸素を流していても、患者は室内空気も吸い込みます。100%酸素を吸っているわけではありません。
選択肢の確認
1.15
誤り。
室内空気の酸素濃度は約21%です。鼻カニューレで酸素を投与している状況で15%は低すぎます。
2.30
正しい。
鼻カニューレによる低流量酸素投与では、患者は酸素と室内空気を混合して吸入します。吸入酸素濃度はおよそ30%前後となるため、最も適切です。
3.60
誤り。
60%は鼻カニューレで通常得られる酸素濃度としては高すぎます。高濃度酸素が必要な場合は、リザーバ付きマスクなどを検討します。
4.90
誤り。
90%は鼻カニューレでは通常達成できない高い酸素濃度です。鼻カニューレは低流量酸素投与法であり、室内空気の混入を避けられません。
5.100
誤り。
鼻カニューレでは患者が室内空気も吸入するため、100%酸素にはなりません。100%に近い酸素濃度を得るには、密閉性やリザーバを備えた別の酸素投与法が必要です。
覚えるポイント
- 鼻カニューレは低流量酸素投与法である。
- 患者は酸素と室内空気を混合して吸入する。
- 鼻カニューレの吸入酸素濃度は、およそ24〜40%程度である。
- 1 L/min増えるごとに約4%上がる目安で覚える。
- 選択肢では約30%が最も適切である。