45AM49|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
人工呼吸器の使用中に高圧アラームが鳴った。考えられる原因はどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、人工呼吸器の高圧アラームが鳴る原因を判断する力が問われています。
高圧アラームは、気道内圧や回路内圧が設定上限を超えたときに作動します。
解説
人工呼吸器の高圧アラームは、空気が流れにくくなったときや、気道抵抗が上がったときに鳴りやすいアラームです。
代表的な原因は次の通りです。
- 気管チューブの屈曲、閉塞
- 痰や分泌物の貯留
- 患者の咳込み、ファイティング
- 気道抵抗の上昇
- 呼吸回路やフィルタの閉塞
- 呼気弁や呼気側回路の異常
呼気側フィルタが詰まると、呼気が流れにくくなり、回路内圧が上昇します。そのため高圧アラームの原因になります。
まず見るポイント
高圧アラームでは、患者の状態、気管チューブ、痰の有無、回路の折れ曲がり、フィルタの詰まりを確認します。低圧アラームの原因と混同しないことが大切です。
選択肢の確認
1.ウォータートラップの割れ
誤り。
ウォータートラップが割れると、回路内にリークが生じやすくなります。リークでは圧が上がらず、むしろ低圧アラームや換気量低下の原因になりやすいです。
2.気管チューブのカフ圧不足
誤り。
気管チューブのカフ圧が不足すると、気管とチューブの間からガスが漏れます。これはリークの原因であり、高圧アラームよりも低圧アラームや換気量不足に関係します。
3.呼吸回路のはずれ
誤り。
呼吸回路がはずれると、圧が保てなくなります。そのため高圧アラームではなく、低圧アラームや分時換気量低下アラームの原因になります。
4.医療ガスの供給圧の低下
誤り。
医療ガスの供給圧が低下すると、人工呼吸器へのガス供給が不十分になります。これは供給圧低下アラームや換気不良の原因であり、高圧アラームの典型原因ではありません。
5.呼気側フィルタの詰まり
正しい。
呼気側フィルタが詰まると呼気が流れにくくなり、回路内圧が上昇します。そのため、人工呼吸器の高圧アラームが鳴る原因として適切です。
覚えるポイント
- 高圧アラームは、気道内圧や回路内圧が上がったときに鳴る。
- 高圧の原因は、閉塞、屈曲、痰、咳込み、フィルタ詰まりなどである。
- 回路はずれ、カフ漏れ、ウォータートラップ破損は低圧側の原因になりやすい。
- 高圧アラーム時は、まず患者状態と気道確保を確認する。
- アラームは消音だけで済ませず、原因を必ず確認する。