45PM31第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造生体電位・モニタ/電極・雑音・波形処理

筋電図計測の電気刺激装置でアイソレータの主たる目的はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、筋電図計測で使う電気刺激装置のアイソレータの目的が問われています。

アイソレータは、刺激回路を他の回路や大地から電気的に分離し、刺激電流の流れる経路を制御するための部分です。
筋電図計測では、目的の神経や筋を正確に刺激する必要があるため、主な目的は刺激部位を限局することです。

解説

筋電図検査や神経伝導検査では、電気刺激を加えて、神経や筋の反応を記録します。
このとき刺激電流が広い範囲に流れてしまうと、目的以外の神経や筋まで刺激され、正確な計測が難しくなります。

そこで、電気刺激装置にはアイソレータが用いられます。
アイソレータにより、刺激電流が不要な経路へ流れにくくなり、刺激電極間の限られた範囲に電流を流しやすくなります。

その結果、目的とする部位を選択的に刺激しやすくなります。

ひっかけポイント
「アイソレータ」と聞くと安全対策だけを考えがちですが、この問題では筋電図計測の電気刺激装置が条件です。
主たる目的は、刺激電流の経路を限定し、刺激部位を限局することです。

選択肢の確認

1.マクロショックを防ぐ。
誤り。
アイソレータは電気的分離によって安全性にも関係しますが、この問題で問われている筋電図計測用の電気刺激装置における主たる目的は、刺激電流の経路を制御して刺激部位を限局することです。マクロショック防止が主目的ではありません。

2.刺激部位を限局する。
正しい。
アイソレータによって刺激回路を電気的に分離し、刺激電流が目的外の経路へ流れることを抑えます。これにより、刺激したい神経や筋の部位に刺激を限局しやすくなります。

3.正弦波で刺激する。
誤り。
筋電図計測で用いる電気刺激は、一般に短時間の矩形波パルスが用いられます。アイソレータは波形を正弦波にするための装置ではありません。

4.高電圧で刺激する。
誤り。
アイソレータの目的は、高電圧を発生させることではありません。刺激条件として電圧や電流の調整は行われますが、アイソレータの主目的は刺激電流の経路を制御することです。

5.痛みを軽減する。
誤り。
刺激条件の設定により痛みを少なくする配慮は必要ですが、アイソレータの主たる目的は痛みの軽減ではありません。目的部位に刺激を限局し、計測しやすくすることが中心です。

覚えるポイント

  • 筋電図計測では、目的の神経や筋を選択的に刺激することが重要である。
  • 電気刺激装置のアイソレータは、刺激電流の不要な回り込みを抑える。
  • 主たる目的は、刺激部位を限局することである。
  • 「安全性に関係する」ことと「この問題での主目的」を区別する。
  • 筋電図や神経伝導検査では、刺激部位、刺激強度、記録部位を正しく設定する。

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