45PM33|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
医療用サーモグラフィは何を計測して画像化しているか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、医療用サーモグラフィが何を検出して画像化しているかが問われています。
サーモグラフィは、体表面から放射される赤外線を検出し、その強さを温度分布として画像化します。
第2種MEでは、電磁波の種類を次のように区別することが大切です。
- X線:透過画像、CTなど
- 赤外線:熱画像、サーモグラフィ
- 紫外線:殺菌、皮膚・眼への障害
- 超音波:音波を用いた画像診断
- マイクロ波:加温、通信など
解説
物体は、その温度に応じて電磁波を放射しています。
人の体表面からも熱に由来する赤外線が放射されます。
医療用サーモグラフィは、この赤外線を検出して、体表面温度の分布を色や濃淡で画像化する装置です。
直接体内を透視する装置ではなく、体表面の温度分布を非接触で評価する装置と考えます。
体表面温度は、血流、炎症、代謝、交感神経活動などの影響を受けます。
そのため、サーモグラフィでは局所の温度上昇や温度低下を観察できます。
ひっかけポイント
「サーモ」は熱に関係する言葉です。
熱の放射を画像化するため、検出しているのは赤外線です。
X線や超音波のように体内構造を直接描出する検査とは区別します。
選択肢の確認
1.X 線
誤り。
X線は、単純X線撮影やCTなどで用いられる電磁波です。医療用サーモグラフィはX線の透過性を利用する装置ではなく、体表面から放射される赤外線を検出します。
2.赤外線
正しい。
医療用サーモグラフィは、体表面から放射される赤外線を計測し、その強さを温度分布として画像化します。熱画像を得る装置であるため、赤外線が正答です。
3.紫外線
誤り。
紫外線は可視光より波長が短い電磁波で、殺菌や皮膚への影響などと関連します。医療用サーモグラフィで計測する熱放射は紫外線ではありません。
4.超音波
誤り。
超音波は人の耳に聞こえない高い周波数の音波です。超音波画像診断装置では、体内で反射した超音波を利用します。サーモグラフィは音波ではなく赤外線を検出します。
5.マイクロ波
誤り。
マイクロ波は赤外線より波長が長い電磁波で、加温や通信などに利用されます。医療用サーモグラフィが画像化している主な対象はマイクロ波ではなく赤外線です。
覚えるポイント
- サーモグラフィは、体表面から放射される赤外線を検出する。
- 赤外線の強さを、体表面温度の分布として画像化する。
- サーモグラフィは非接触で温度分布を評価できる。
- X線は透過画像、超音波は反射音波、赤外線は熱画像と整理する。
- 「熱を画像化する装置」ときたら、赤外線を考える。