24PM049|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
リハビリテーションの理念と関連しないのはどれか。 a.ADL b.QOL c.安楽死 d.育成 e.機能回復
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
リハビリテーションは、心身機能だけでなく活動・参加を含め、本人らしい生活とQOLを回復・維持する理念である。ADL、QOL、機能回復は直接関連する。一方、安楽死と一般的な意味での育成は、その基本理念を示す概念ではないためc・dを選ぶ。
解説
リハビリテーションは単なる訓練や治癒後の後療法ではなく、障害のある人の権利、自己決定、社会参加を支える包括的過程である。機能回復が十分でなくても、補助具、環境調整、社会資源を用いてADLとQOLを高める。安楽死は終末期の生命倫理に関する別の論点である。「育成」は一般的な教育・養育を示す語で、能力回復・代償・参加支援というリハビリテーションの中核概念そのものではない。
選択肢の確認
1.a・b:誤り。ADLとQOLはいずれもリハビリテーションの主要な成果指標・理念に関係する。
2.a・e:誤り。ADLと機能回復はともに関連する。
3.b・c:誤り。安楽死は関連しないが、QOLは中心概念である。
4.c・d:正しい。安楽死と一般的な育成は、基本理念を構成する語ではない。
5.d・e:誤り。育成は非該当だが、機能回復はリハビリテーションの一要素である。
覚えるポイント
リハビリテーションは「機能→活動・ADL→参加・QOL」を連続して支える。治すことだけにも、生命終結の議論にも限定しない。