Y2018M04Q22|2018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のA からD までの記述について、正しいもののすべての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 眼の水晶体の等価線量は、放射線の種類及びエネルギーに応じて、1 cm 線量当量又は70 μm線量当量のうち、いずれか適切なものにより算定する。 B 皮膚の等価線量は、エックス線については1 cm線量当量により算定する。 C 外部被ばくによる実効線量は、1 cm 線量当量により算定する。 D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における70 μm 線量当量により算定する。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
出題当時は、水晶体に1 cmまたは70 μm線量当量を用い、外部被ばく実効線量は1 cm線量当量で算定しました。皮膚は70 μm、妊婦の腹部表面は1 cmであり、深さの対応を区別します。
解説
条件を満たす記述は「A,C」です。
A:正しい。出題当時の法令では、水晶体の等価線量は線質に応じて1 cmまたは70 μm線量当量で算定しました。現行は3 mmも追加されていますが、当時の記述は正しいです。
B:誤り。皮膚は浅い組織の線量を代表する70 μm線量当量で評価します。1 cm線量当量は深部用であり、皮膚への対応が誤りです。
C:正しい。外部被ばくによる実効線量は、放射線測定器を装着した部位の1 cm線量当量を用いて算定するため正しい記述です。
D:誤り。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で評価します。70 μmは皮膚用の深さなので記述は誤りです。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。皮膚は浅い組織の線量を代表する70 μm線量当量で評価します。1 cm線量当量は深部用であり、皮膚への対応が誤りです。 Cは組合せに必要です。外部被ばくによる実効線量は、放射線測定器を装着した部位の1 cm線量当量を用いて算定するため正しい記述です。
2.A,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。Aは正しい記述です。出題当時の法令では、水晶体の等価線量は線質に応じて1 cmまたは70 μm線量当量で算定しました。現行は3 mmも追加されていますが、当時の記述は正しいです。 Cは正しい記述です。外部被ばくによる実効線量は、放射線測定器を装着した部位の1 cm線量当量を用いて算定するため正しい記述です。
3.A,C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Dは組合せに入れられません。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で評価します。70 μmは皮膚用の深さなので記述は誤りです。
4.B,C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。皮膚は浅い組織の線量を代表する70 μm線量当量で評価します。1 cm線量当量は深部用であり、皮膚への対応が誤りです。 Dは組合せに入れられません。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で評価します。70 μmは皮膚用の深さなので記述は誤りです。 Aは組合せに必要です。出題当時の法令では、水晶体の等価線量は線質に応じて1 cmまたは70 μm線量当量で算定しました。現行は3 mmも追加されていますが、当時の記述は正しいです。
5.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは組合せに入れられません。皮膚は浅い組織の線量を代表する70 μm線量当量で評価します。1 cm線量当量は深部用であり、皮膚への対応が誤りです。 Dは組合せに入れられません。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で評価します。70 μmは皮膚用の深さなので記述は誤りです。 Aは組合せに必要です。出題当時の法令では、水晶体の等価線量は線質に応じて1 cmまたは70 μm線量当量で算定しました。現行は3 mmも追加されていますが、当時の記述は正しいです。 Cは組合せに必要です。外部被ばくによる実効線量は、放射線測定器を装着した部位の1 cm線量当量を用いて算定するため正しい記述です。
覚えるポイント
線量当量の10 mmは深部組織、0.07 mmは皮膚の浅い層を代表します。水晶体モニタリングには現行制度で3 mm線量当量も加わりましたが、過去問は当時の規定で判定します。