Y2018M10Q10|2018年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から2m の距離のP 点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.3mSv/h である。エックス線管の焦点とP 点を結ぶ直線上で、焦点からP 点の方向に15m の距離にあるQ 点を管理区域の境界の外側になるようにすることができる1 週間当たりの撮影可能な写真の枚数として、最大のものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、露出時間は1 枚の撮影について100 秒間であり、3 か月は13 週とする。

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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
Q点の線量当量率は逆二乗則により 0.3 mSv/h×(2 m/15 m)²=0.005333… mSv/h。週N枚の3か月照射時間は (100 s/3600 s/h)×N×13=13N/36 h です。よって 0.005333…×13N/36≦1.3 mSv から N≦675 枚/週です。
解説
Q点の線量当量率は逆二乗則により 0.3 mSv/h×(2 m/15 m)²=0.005333… mSv/h。週N枚の3か月照射時間は (100 s/3600 s/h)×N×13=13N/36 h です。よって 0.005333…×13N/36≦1.3 mSv から N≦675 枚/週です。
選択肢の確認
1.290 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 290 枚/週を代入すると3か月線量は0.0019259 mSv/(枚/週)×290 枚/週=0.559 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限675 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。
2.375 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 375 枚/週を代入すると3か月線量は0.0019259 mSv/(枚/週)×375 枚/週=0.722 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限675 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。
3.430 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 430 枚/週を代入すると3か月線量は0.0019259 mSv/(枚/週)×430 枚/週=0.828 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限675 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。
4.530 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 530 枚/週を代入すると3か月線量は0.0019259 mSv/(枚/週)×530 枚/週=1.02 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限675 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。
5.675 枚/週
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 675 枚/週を代入すると3か月線量は0.0019259 mSv/(枚/週)×675 枚/週=1.3 mSvです。数学的上限675 枚/週を超えない最大の提示数なので適切です。
覚えるポイント
点状線源近似では線量率へ距離比の二乗を掛け、照射時間は秒又は分からhへそろえます。3か月評価では週当たり回数へ13週を掛け、積算線量を1.3 mSv以下にします。境界条件を満たす計算結果は675 枚/週です。