Y2019M10Q21|2019年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。
解説
吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。
1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。
選択肢の確認
1.吸収線量 …………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。吸収線量は物質に付与されたエネルギーを質量で割る量で、SI単位J/kgの特別名がGyです。量と単位の対応は正しいです。
2.線減弱係数 ………… m⁻¹
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。線減弱係数μはI=I₀e⁻ᵘˣの指数μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。この対応は正しいです。
3.カーマ ……………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマは非荷電粒子が解放した荷電粒子の初期運動エネルギーを質量で割る量で、単位J/kgの特別名はGyです。
4.LET ………………… eV
× 判定:正答(誤っている記述)。LETは荷電粒子の飛跡に沿う単位長さ当たりのエネルギー付与なので、keV/μm又はJ/mで表します。エネルギーだけのeVでは長さの次元が欠けます。
5.等価線量 …………… Sv
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。等価線量は組織平均吸収線量へ放射線加重係数を掛けた防護量で、単位の特別名はSvです。量と単位の対応は正しいです。
覚えるポイント
吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。