Y2021M04Q11|2021年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を用いて放射線業務を行う作業場の作業環境測定に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
管理区域の作業環境測定は原則1か月以内ごとです。作業環境測定記録には実施者の氏名を残しますが、保有資格は法定記録事項に列挙されていません。
解説
電離放射線障害防止規則第53条から第55条により、管理区域は原則1か月以内ごとに測定します。装置を固定し、使用方法と遮蔽物の位置が一定な場合等は6か月以内ごとです。原則1 cm線量当量率又は1 cm線量当量を測定し、結果等を5年間保存します。
選択肢の確認
1.測定は、1cm 線量当量率又は1cm 線量当量について行うものとするが、70μm 線量当量率が1cm 線量当量率を超えるおそれがある場所又は70μm 線量当量が1cm 線量当量を超えるおそれのある場所においては、それぞれ70μm 線量当量率又は70μm 線量当量について、行わなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 70 µm量へ切り替える条件は1 cm量を単に超える場合ではなく、1 cm量の10倍を超えるおそれがある場合です。選択肢は倍率条件を欠いています。
2.線量当量率又は線量当量は、いかなる場合も、放射線測定器を用いて測定することが必要であり、計算によって算出してはならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 測定器による測定が著しく困難なら、電離則は計算による線量当量率又は線量当量の算出を明文で認めています。「いかなる場合も」とするのが誤りです。
3.測定を行ったときは、測定日時、測定方法及び測定結果のほか、測定を実施した者の氏名及びその有する資格について、記録しなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 作業環境測定記録には実施者の氏名を残しますが、保有資格は法定記録事項に列挙されていません。氏名に資格まで付加した点が不適切です。
4.測定を行ったときは、その結果を見やすい場所に掲示する等の方法により、管理区域に立ち入る労働者に周知させなければならない。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 電離則第54条4項により、作業環境測定又は計算の結果は、見やすい場所への掲示等で管理区域に立ち入る労働者へ周知します。
5.測定は、1 か月以内(被照射体の位置が一定しているときは6 か月以内)ごとに1 回、定期に、行わなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 管理区域の作業環境測定は原則1か月以内ごとです。X線装置を固定し、使用方法と遮蔽物の位置が一定である場合等に限り6か月以内ごとの例外を使えます。
覚えるポイント
測定器による測定が著しく困難なら、電離則は計算による線量当量率又は線量当量の算出を明文で認めています。電離則第54条4項により、作業環境測定又は計算の結果は、見やすい場所への掲示等で管理区域に立ち入る労働者へ周知します。70 µm量へ切り替える条件は1 cm量を単に超える場合ではなく、1 cm量の10倍を超えるおそれがある場合です。