Y2021M10Q102021年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から4m の距離のP 点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.4mSv/h である。露出時間が1 枚につき120 秒の写真を週300 枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP 点を通る直線上で焦点からP 点の方向にあるQ 点が管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ 点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、3 か月は13 週とし、√2=1.41、√5=2.24 とする。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

3か月の照射時間は (120/3600) h/枚×300 枚/週×13週=130 h、P点の線量は0.4 mSv/h×130 h=52 mSvです。距離rでは52×(4/r)²≦1.3。したがって r≧4√(52/1.3)=4√40=25.3 mで、境界外とする最短の選択肢は26 mです。

解説

3か月の照射時間は (120/3600) h/枚×300 枚/週×13週=130 h、P点の線量は0.4 mSv/h×130 h=52 mSvです。距離rでは52×(4/r)²≦1.3。したがって r≧4√(52/1.3)=4√40=25.3 mで、境界外とする最短の選択肢は26 mです。

選択肢の確認

1.12m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から12 mでの3か月線量は52×(4/12)²=5.78 mSvです。1.3 mSvを4.48 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

2.17m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から17 mでの3か月線量は52×(4/17)²=2.88 mSvです。1.3 mSvを1.58 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

3.22m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から22 mでの3か月線量は52×(4/22)²=1.72 mSvです。1.3 mSvを0.419 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

4.26m
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 焦点から26 mでの3か月線量は52×(4/26)²=1.23 mSvです。基準1.3 mSv以下となる最短の提示距離です。

5.32m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から32 mでの3か月線量は52×(4/32)²=0.812 mSvです。基準内でも、より短い提示距離が基準を満たすため最短ではありません。

覚えるポイント

点状線源近似では線量率へ距離比の二乗を掛け、照射時間は秒又は分からhへそろえます。3か月評価では週当たり回数へ13週を掛け、積算線量を1.3 mSv以下にします。境界条件を満たす計算結果は26 mです。

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