Y2022M04Q142022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

関係法令管理区域・施設基準

エックス線装置構造規格において、工業用等のエックス線装置のエックス線管に関する規定について、次の文中の[ ]内に入れるA からC の語句又は数値の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「コンデンサ式高電圧装置を有する工業用等のエックス線装置のエックス線管は、波高値による定格管電圧が200kV 未満のエックス線装置では、 [ A ] の距離における利用線錐以外の部分のエックス線の空気カーマ率が2.6mGy/h 以下になるように、かつ、コンデンサ式高電圧装置の充電状態であって、照射時以外のとき、 [ B ] の距離におけるエックス線の空気カーマ率が [ C ] µGy/h 以下になるように、遮へいされているものでなければならない。」 A B C

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

非照射時の接触可能表面付近における漏えい空気カーマ率上限は20 μGy/hです。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価します。

解説

Aは「エックス線管の焦点から1m」です。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。

Bは「エックス線装置の接触可能表面から5cm」です。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。

Cは20 μGy/hです(表の数値は「20」)。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。

選択肢の確認

1.エックス線装置の接触可能表面から5cm  エックス線装置の接触可能表面から5cm  10
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「エックス線装置の接触可能表面から5cm」は「エックス線管の焦点から1m」へ直す必要があります。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。C欄の「10」は「20」へ直す必要があります。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。この列は誤りです。一方、B欄の「エックス線装置の接触可能表面から5cm」は正しいです。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。

2.エックス線装置の接触可能表面から5cm  エックス線管の焦点から1m  20
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「エックス線装置の接触可能表面から5cm」は「エックス線管の焦点から1m」へ直す必要があります。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。B欄の「エックス線管の焦点から1m」は「エックス線装置の接触可能表面から5cm」へ直す必要があります。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。この列は誤りです。一方、C欄の「20」は正しいです。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。

3.エックス線管の焦点から1m  エックス線装置の接触可能表面から5cm  10
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 C欄の「10」は「20」へ直す必要があります。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。この列は誤りです。一方、A欄の「エックス線管の焦点から1m」は正しいです。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。B欄の「エックス線装置の接触可能表面から5cm」は正しいです。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。

4.エックス線管の焦点から1m  エックス線装置の接触可能表面から5cm  20
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 A=X線管の焦点から1 m、B=X線装置の接触可能表面から5 cm、C=20 μGy/hです。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。

5.エックス線管の焦点から1m  エックス線管の焦点から1m  10
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 B欄の「エックス線管の焦点から1m」は「エックス線装置の接触可能表面から5cm」へ直す必要があります。充電中の非照射時は人が触れ得る装置表面から5 cmで評価するためBはこの距離です。C欄の「10」は「20」へ直す必要があります。非照射時の表面近傍漏えい上限は20 μGy/hなのでCは20です。この列は誤りです。一方、A欄の「エックス線管の焦点から1m」は正しいです。照射時の利用線錐外漏えいはX線管焦点から1 mで評価するためAはこの距離です。

覚えるポイント

充電中・非照射時は、装置の接触可能表面から5 cmで漏えいを評価します。構造規格は用途、定格管電圧、コンデンサ式か否かで安全条件を分けます。特定X線装置の表示事項は型式、定格出力、製造者名、製造年月です。

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