Y2022M04Q92022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から2m の距離のP 点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.3mSv/h である。エックス線管の焦点とP 点を結ぶ直線上で、焦点からP 点の方向に12m の距離にあるQ 点を管理区域の境界の外側になるようにすることができる1 週間当たりの撮影可能な写真の枚数として、最大のものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、露出時間は1 枚の撮影について100 秒間であり、3 か月は13 週とする。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

Q点の線量当量率は 0.3 mSv/h×(2 m/12 m)²=0.008333… mSv/h。週N枚の3か月照射時間は (100 s/3600 s/h)×N×13=13N/36 h なので、0.008333…×13N/36≦1.3 mSv、N≦432 枚/週です。選択肢のうちこの上限を超えない最大値は430 枚/週です。

解説

Q点の線量当量率は 0.3 mSv/h×(2 m/12 m)²=0.008333… mSv/h。週N枚の3か月照射時間は (100 s/3600 s/h)×N×13=13N/36 h なので、0.008333…×13N/36≦1.3 mSv、N≦432 枚/週です。選択肢のうちこの上限を超えない最大値は430 枚/週です。

選択肢の確認

1.290 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 290 枚/週を代入すると3か月線量は0.0030093 mSv/(枚/週)×290 枚/週=0.873 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限432 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。

2.360 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 360 枚/週を代入すると3か月線量は0.0030093 mSv/(枚/週)×360 枚/週=1.08 mSvです。1.3 mSv以下でも、上限432 枚/週までなお増やせるため、最大枚数ではありません。

3.430 枚/週
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 430 枚/週を代入すると3か月線量は0.0030093 mSv/(枚/週)×430 枚/週=1.29 mSvです。数学的上限432 枚/週を超えない最大の提示数なので適切です。

4.560 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 560 枚/週を代入すると3か月線量は0.0030093 mSv/(枚/週)×560 枚/週=1.69 mSvです。3か月1.3 mSvを0.385 mSv超えるため許容できません。

5.680 枚/週
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 680 枚/週を代入すると3か月線量は0.0030093 mSv/(枚/週)×680 枚/週=2.05 mSvです。3か月1.3 mSvを0.746 mSv超えるため許容できません。

覚えるポイント

点状線源近似では線量率へ距離比の二乗を掛け、照射時間は秒又は分からhへそろえます。3か月評価では週当たり回数へ13週を掛け、積算線量を1.3 mSv以下にします。境界条件を満たす計算結果は430 枚/週です。

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