Y2022M10Q102022年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から5m の距離のP 点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.4mSv/h である。露出時間が1 枚につき120 秒の写真を週300 枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP 点を通る直線上で焦点からP 点の方向にあるQ 点が管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ 点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、3 か月は13 週とし、√2=1.41、√5=2.24 とする。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

1枚120 s=120/3600 h、週300枚、3か月13週なので総照射時間は(120/3600)×300×13=130 hです。P点の積算線量は0.4 mSv/h×130 h=52 mSv。焦点からr mでは52×(5/r)²≤1.3 mSvより、r≥5√(52/1.3)=5√40=31.6 m。

解説

1枚120 s=120/3600 h、週300枚、3か月13週なので総照射時間は(120/3600)×300×13=130 hです。P点の積算線量は0.4 mSv/h×130 h=52 mSv。焦点からr mでは52×(5/r)²≤1.3 mSvより、r≥5√(52/1.3)=5√40=31.6 m。これ以上で最短の選択肢は32 mです。

選択肢の確認

1.12m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から12 mでの3か月線量は52×(5/12)²=9.03 mSvです。1.3 mSvを7.73 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

2.17m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から17 mでの3か月線量は52×(5/17)²=4.5 mSvです。1.3 mSvを3.2 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

3.22m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から22 mでの3か月線量は52×(5/22)²=2.69 mSvです。1.3 mSvを1.39 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

4.26m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から26 mでの3か月線量は52×(5/26)²=1.92 mSvです。1.3 mSvを0.623 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

5.32m
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 焦点から32 mでの3か月線量は52×(5/32)²=1.27 mSvです。基準1.3 mSv以下となる最短の提示距離です。

覚えるポイント

点状線源近似では線量率へ距離比の二乗を掛け、照射時間は秒又は分からhへそろえます。3か月評価では週当たり回数へ13週を掛け、積算線量を1.3 mSv以下にします。境界条件を満たす計算結果は32 mです。

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