Y2023M04Q152023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

関係法令管理区域・施設基準

外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反しているものはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。

解説

電離放射線障害防止規則第10条から第18条が根拠です。放射線装置室の専用、室外使用時の立入禁止、20 μSv/h以下の遮蔽装置の例外、管電圧150 kVを境とする警報、透視時の定格管電流2倍での回路開放などを個別に判断します。

選択肢の確認

1.放射線装置室については、遮へい壁等の遮へい物を設け、労働者が常時立ち入る場所における外部放射線による実効線量が、1 週間につき5mSv を超えないように管理しており、平均4mSv 程度となっている。
判定:正答(法令に違反している措置)。 放射線装置室の遮蔽物は、労働者が常時立ち入る場所の実効線量を1週間につき1 mSv以下に抑える必要があります。平均4 mSvは5 mSv未満でも違反です。

2.装置の外側における外部放射線による1cm 線量当量率が20µSv/h を超えないように遮へいされた構造のエックス線装置を、放射線装置室以外の室に設置して使用している。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。

3.特定エックス線装置を用いて作業を行うとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも使用していない。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 電離放射線障害防止規則第10条第1項ただし書により、照射筒又はしぼりを使用すると特定X線装置の使用の目的が妨げられる場合は、使用義務の例外です。目的阻害を理由に両方を用いない措置は違反しません。

4.管電圧130kV のエックス線装置を放射線装置室に設置して使用するとき、装置に電力が供給されている旨を関係者に周知させる措置として、手動の表示灯を用いている。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 放射線装置室で管電圧130 kVの装置を用いる場合は150 kV以下なので、手動表示灯による電力供給の周知が認められます。

5.特定エックス線装置を用いて透視を行うとき、定格管電流の2 倍以上の電流がエックス線管に通じると、直ちに、エックス線管回路が開放位になる自動装置を設けている。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。

覚えるポイント

放射線装置室で管電圧130 kVの装置を用いる場合は150 kV以下なので、手動表示灯による電力供給の周知が認められます。平均4 mSvは5 mSv未満でも違反です。

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