Y2023M04Q2|2023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
対象とする殻に空孔を作り特性X線を生じさせる最低管電圧を励起電圧というため、この用語の対応は正しいです。特性X線の波長は元素固有の殻間エネルギー差で決まり、励起後に管電圧を上げても線の位置は変わりません。
解説
X線光子は無電荷・静止質量0で、磁界で曲がらず、二次電子を介する間接電離放射線です。E=hν=hc/λより、エネルギーが高いほど波長は短くなります。
X線は二次電子を介して物質を電離する間接電離放射線です。
選択肢の確認
1.エックス線は、間接電離放射線である。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 X線は二次電子を介して物質を電離する間接電離放射線です。
2.特性エックス線は、原子核のエネルギー準位の遷移に伴い、原子核から放出される。
判定:正答(誤っている記述・組合せ)。 特性X線は原子核からではなく、内殻空孔を外側の軌道電子が埋める原子電子の準位遷移で発生します。
3.特性エックス線を発生させるために必要な管電圧の最小値を、励起電圧という。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 対象とする殻に空孔を作り特性X線を生じさせる最低管電圧を励起電圧というため、この用語の対応は正しいです。
4.特性エックス線は、ターゲットの元素に特有な波長をもつ。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 特性X線の波長は元素固有の殻間エネルギー差で決まり、励起後に管電圧を上げても線の位置は変わりません。
5.K 系列の特性エックス線は、管電圧を上げると強度が増大するが、その波長は変わらない。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 励起電圧を超えた後は管電圧を上げるとK系列の発生数は増えますが、殻間準位差は不変なので線の波長は変わりません。
覚えるポイント
特性X線は原子核からではなく、内殻空孔を外側の軌道電子が埋める原子電子の準位遷移で発生します。励起電圧を超えた後は管電圧を上げるとK系列の発生数は増えますが、殻間準位差は不変なので線の波長は変わりません。