Y2023M10Q212023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識放射線量・単位

放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。

解説

粒子フルエンスΦ=dN/daの次元はm⁻²です。各粒子のエネルギーも合計して面積で割ったエネルギーフルエンスならJ/m²となります。設問は両者を混同しているため(4)が誤りです。LETは単位長さ当たり付与エネルギーなのでkeV/μmで表せます。

選択肢の確認

1.吸収線量 ………………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。吸収線量の単位はGy=J/kgです。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。

2.線減弱係数 ……………… m⁻¹
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。線減弱係数は指数μxを無次元にするm⁻¹です。 等価線量は放射線加重係数、実効線量はさらに組織加重係数を用い、いずれもSvで表します。

3.カーマ …………………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマの単位もGyです。カーマKは非荷電粒子が解放した荷電粒子の初期運動エネルギーの総和を質量で割る量で、電荷の総和ではありません。単位はGyです。

4.粒子フルエンス ………… J·m⁻²
× 判定:正答(誤っている記述)。粒子フルエンスはm⁻²で、J・m⁻²はエネルギーフルエンスです。

5.LET ……………………… keV/µm
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。LETはエネルギー/長さで、keV/μmは適切な単位です。

覚えるポイント

Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。 1 eVは電子1個が1 Vの電位差で得る1.602×10⁻¹⁹ Jのエネルギーです。

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