Y2024M04Q82024年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識物質との相互作用

エックス線を鋼板に照射したときの散乱線に関する次の文中の[ ]内に入れるA から C の語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「前方散乱線の空気カーマ率は、散乱角が大きくなるに従って[ A ]し、また、鋼板の板厚が増すに従って[ B ]する。後方散乱線の空気カーマ率は、エックス線装置の影になるような位置を除き、散乱角が大きくなるに従って[ C ]する。」 A B C

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

後方側の指定角度範囲では、散乱角が大きいほど後方散乱が増加します。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなり、角度に対して減少します。

解説

Aは「減少」です。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。

Bは「減少」です。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。

Cは「増加」です。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。

選択肢の確認

1.増加 増加 増加
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「増加」は「減少」へ直す必要があります。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。B欄の「増加」は「減少」へ直す必要があります。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。この列は誤りです。一方、C欄の「増加」は正しいです。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。

2.増加 減少 増加
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「増加」は「減少」へ直す必要があります。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。この列は誤りです。一方、B欄の「減少」は正しいです。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。C欄の「増加」は正しいです。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。

3.増加 減少 減少
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 A欄の「増加」は「減少」へ直す必要があります。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。C欄の「減少」は「増加」へ直す必要があります。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。この列は誤りです。一方、B欄の「減少」は正しいです。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。

4.減少 増加 減少
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 B欄の「増加」は「減少」へ直す必要があります。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。C欄の「減少」は「増加」へ直す必要があります。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。この列は誤りです。一方、A欄の「減少」は正しいです。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。

5.減少 減少 増加
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 A=減少、B=減少、C=増加です。前方散乱は散乱角が大きくなるほど弱くなるためAは減少です。鋼板を厚くすると前方へ抜ける成分が減るためBは減少です。後方側はこの角度範囲で散乱角とともに大きくなるためCは増加です。

覚えるポイント

鋼板を厚くすると前方へ透過する成分が減り、前方散乱も減少します。散乱線は照射野を絞り、被照射体から距離を取り、遮蔽を設けて低減します。角度分布は管電圧、材質、厚さを同じ条件へそろえて比較します。

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